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霧島9連勝! 3連敗発進から史上初の逆襲Vへ「自分の相撲を信じてやっている」

スポニチアネックス / 2025年1月24日 5時3分

<初場所12日目>王鵬(左)を送り投げで破る霧島(撮影・郡司 修)

 ◇大相撲初場所12日目(2025年1月23日 両国国技館)

 霧島が好調だった王鵬を送り投げで下し、4日目から9連勝で3敗をキープ。トップの金峰山が大関・豊昇龍に敗れたため、1差に肉薄した。1949年夏場所の1場所15日制定着以降、初日から3連敗した力士が逆転優勝した例はない。昨年の初場所で綱獲りに失敗した元大関の意地を見せ、史上初の快挙を狙う。2敗は平幕の金峰山、3敗は霧島を含め大関・豊昇龍、平幕の王鵬、尊富士の4人となった。

 もう勢いが止まらない。相手は2敗の王鵬。負ければ優勝が厳しくなる一番で、3敗の霧島が会心の白星だ。立ち合いで1メートル91、180キロの相手を受け止めると、突き返して右上手を引き、相手を横向きにして最後は送り投げで土俵に叩きつけた。これで2度目の優勝を果たした23年11月の九州場所以来となる自身2度目の9連勝。「しっかり取った感じ。良かったと思う。相手のことを考えず自分の相撲を信じてやっている」と自信たっぷりに話した。

 初日から3連敗したものの、内容は悪くなかった。3日目。その後に引退した照ノ富士に敗れたが「横綱の相撲は長かったが、悪くはなかった」と振り返る。長らく首の負傷に苦しみ、大関陥落の要因にもなったが、今は「首は大丈夫。治療してもらったりしている」。回復し、立ち合いの当たりが戻ったことが、今の好調さを支えている。

 この快進撃に、師匠の音羽山親方(元横綱・鶴竜)も「3連敗したときは嫌な感じだったけど、勝つことがいい薬になっている。首は良くなってだんだん当たれるようになった」と太鼓判。八角理事長(元横綱・北勝海)も「大関経験者のプライドがあるのでしょう。去年綱獲りしていたんだから。前に出ているよね。いい時の霧島が出ているからいなしが効く」と評価した。

 1場所15日制になって初日から3連敗して優勝すれば史上初。「まだ残り3日。3番あるので集中していきたい。いい相撲で、大事に勝ちたいというのではなく勝負していきたい」。今の勢いならば3度目の優勝も夢ではない。

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