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柿谷曜一朗が記者にだけ見せた最高のスマイル 背番号「8」の大先輩を追いかけたサッカー人生に拍手

スポニチアネックス / 2025年1月24日 6時3分

会見で笑顔を見せる柿谷(撮影・長嶋 久樹)

 <記者フリートーク 前サッカー担当・西海康平>

 13年1月、あるイベントに柿谷が参加した。まだ注目度が低かったこともあって記者は私だけ。取材後、本人が「まだ書かないでくださいよ」とニヤニヤしながら取り出した携帯電話の裏には8という数字のデコレーションが刻まれていた。

 この年からC大阪のエースナンバーを背負うことが内定していた。4歳から育成組織で育ち、元日本代表でOBの森島寛晃氏を崇拝していた。憧れ続けた背番号をつける。その後も長く本人を取材したが、あの時が一番うれしそうだった。

 遅刻を繰り返して徳島に放出され、改心して日本代表に上り詰め、W杯に出て海外移籍も果たした。波瀾(はらん)万丈の競技生活に振り回されもしたが、何より12~13年に目の当たりにしたスーパープレーの連続は忘れられない。「ありがとう、お疲れさま」と伝えたい。

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