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中日 ドラ3森駿 品行方正な18歳 土台は8歳を迎えた瞬間に母から贈られた“地獄”

スポニチアネックス / 2025年1月24日 5時3分

中日・森駿

 【25年版球界新士録(11) 中日3位・森駿太内野手】「プレーの再現性を高めるためにも、思考の言語化は大事です」。大人びた言葉が、よどみなくあふれる。礼儀正しく、品行方正。森駿は誰もが好印象を抱く好青年だ。土台は8歳を迎えた瞬間、母・美幸さん(46)から贈られた“地獄”だった。

 「僕の誕生日がクリスマスで、朝起きたらプレゼントで『地獄』というタイトルの絵本が置いてあったんです。ショッキング。さんずの川とか鬼が積み石を全部崩す場面とか怖くて…。当時は泣きじゃくりました」

 1980年に発売された絵本「地獄」。千葉・延命寺に所蔵される地獄絵巻をもとに、地獄に落ちると針地獄や釜ゆで地獄などの罰を受ける内容。「母は“あなたのため”と。悪いことはしてはいけないというメッセージ」と心にしみた。

 グラウンドでも悪いことはしない。「走塁ミスとか、チームの決まり事を守らないとかは絶対だめ」。“地獄”を知る1年前、高校球児だった父・敦士さん(48)の影響で野球を始めた。「体が大きい方でしたし、遠くに飛ばさないと意味がない」と強く振ることを意識して築いたスイングで高校通算48本塁打。本職は遊撃で、50メートル走6秒1など走攻守そろった好素材だ。

 「ミステイクはだめだけど、失敗は挽回できるスポーツ。例えば3打席凡退でも、最後の1打席で試合を決める一本を打てるような打者になりたい」。1メートル88、93キロの恵まれた体格に、新人離れした高いプロ意識は“鬼に金棒”のよう。将来性豊かな18歳に、大器の予感が漂っている。(湯澤 涼)

 ◇森 駿太(もり・しゅんた)2006年(平18)12月25日生まれ、神奈川県出身の18歳。みたけ台小1年から野球を開始。桐光学園では1年春からベンチ入り。3年夏は神奈川大会8強で、甲子園出場なし。1メートル88、93キロ。右投げ左打ち。

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