ドジャース・佐々木地元の陸前高田市役所に横断幕「メジャー挑戦！世界に羽ばたけ 佐々木朗希！」

岩手県陸前高田市の市役所庁舎に掲示された佐々木朗希を応援する横断幕（佐々木朗希選手を応援する会事務局のFacebookより）

　◇佐々木朗希　ドジャース入団会見

　ドジャース・佐々木の地元である岩手県の陸前高田市役所には右腕が自身のSNSを通じてドジャースとの契約を発表した18日から「メジャー挑戦！世界に羽ばたけ　佐々木朗希！」の横断幕が掲げられている。地元の後援組織「佐々木朗希選手を応援する会」が準備し、市の協力を得て掲示したもので地元ファンの熱い思いが込められている。

　佐々木が小学3年から加入した高田野球スポーツ少年団の当時の監督で、同会の事務局長を務める村上知幸さん（54）は「ようやく夢の入り口。地元はみんな朗希を応援してます。自分らしく頑張ってほしい。世界一の投手を目指してください」とエール。メジャーデビューを果たす際は同市内でのパブリックビューイングの実施、将来的には米国への応援ツアーなども視野に入れている。

　≪地元中華店店主「いい決断だと」≫岩手県陸前高田市の中華料理店「四海楼」の店主・長田正広さん（59）が佐々木にエールを送った。東日本大震災で亡くなった佐々木の父・功太さんがよく訪れていた同店は津波で流され、同市内の別の場所で再開。佐々木は昨年11月にも訪れ、看板メニューの「麻婆（マーボー）担々麺」に舌鼓を打ったという。長田さんは毎年オフに律義に訪れる23歳を「親戚の子のように可愛い」と目を細め「（メジャー挑戦は）早いという人もいるけど、いい決断だったと思う。なおさら応援したい」と語った。