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日本ハムのドラ1・柴田 “馬力”見せてスターへ駆け上がる!

スポニチアネックス / 2025年1月24日 6時3分

JRAの新人騎手との交流会で木馬の体験試乗を行った柴田(撮影・西川祐介)

 日本ハムのドラフト1位・柴田獅子投手(18=福岡大大濠)が23日、千葉・鎌ケ谷で行われた高卒入団選手とJRA競馬学校騎手課程41期生との交流会に参加した。最速149キロで高校通算19本塁打の“馬力”を誇るルーキーは訓練用木馬の試乗に挑戦。他の新人選手の姿を見てコツを学び、初体験とは思えない騎乗姿を披露した。

 G1騎手でJRA通算1515勝を誇る和田竜二の長男・陽希ら同学年の騎手7人が参加した交流会。柴田は、少し騎乗の指導を受けただけで、手綱とムチを使いこなして訓練用木馬に乗った。秘訣(ひけつ)は「学習能力です」と自画自賛だ。

 自身の前に、育成ドラフト2位の渋谷(帯広農)、同1位の川勝(生光学園)、ドラフト4位の清水大(前橋商)と順に試乗。同期たちが苦戦して苦笑いする横で、柴田はしっかりと動きを分析していた。トリで見事に不安定な木馬を乗りこなし「前の人を犠牲にしながらです。清水がうまかったので、そのおかげで自分もうまくできた。すぐできました」と大きく胸を張った。

 その学習能力の高さは、野球でも生かされている。高校時代には、参考にするメジャーリーガーの投球動画を見て、その動きをすぐに自分の投球に反映できたこともあるなど、動きの再現能力は非凡なものがある。ただ、下半身を使う騎乗には「太腿がヤバい。練習よりきつかったので、いいトレーニングになった」と汗を拭った。

 競馬は全く見たことがなく、ゲームセンターの競馬ゲームを試したことがあるだけで「友達に言われてたまに行くけど、全く分からない」と笑うが、「外野ポール間走でも1位を狙います」と普段の練習から“馬力”を見せることを誓う。この日のために調べて唯一、知ってる競走馬は演歌歌手の北島三郎が所有していたキタサンブラック。G17勝の名馬のごとく、日本ハムのスター選手へ駆け上がる。(田中 健人)

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