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佐々木朗希 決意の青ネクタイでドジャース入団会見 開幕ローテ“内定” 日本開幕シリーズ先発も

スポニチアネックス / 2025年1月24日 2時33分

背番号11を披露したドジャース・佐々木(AP)

 ロッテからポスティングシステムでドジャースに入団した佐々木朗希投手(23)が22日(日本時間23日)、ドジャースタジアムで入団会見に臨み、決意を語った。背番号11を背負う最速165キロ右腕について、アンドルー・フリードマン編成本部長(48)は日本投手初のサイ・ヤング賞を期待し、早くも開幕ローテーション入りを明言。3月18、19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕シリーズの2戦目に先発する可能性がある。

 ドジャーブルーのネクタイを締め、実家の愛犬ラム(トイプードル)の柄が描かれた靴下をはき、佐々木は約200人の日米メディアの前に立った。背番号は11に決定。同姓は不在だが、ロッテ時代と同様に「R.SASAKI」と記されたユニホームに袖を通し「ゼロからスタートするんだと身が引き締まる思い」と力を込めた。

 ポスティングシステムを利用した移籍。無限の潜在能力を秘める23歳はマイナー契約しか結べない「25歳ルール」の対象で、資金力のない球団も含めて20球団以上が争奪戦に参加した。最終的にはパドレス、ブルージェイズを含む3球団の中から、大船渡(岩手)時代から成長を見守り、昨季世界一の名門球団を選択。23年WBCでも同僚だった大谷、山本が所属しているが「日本人が在籍しているかどうかは決断する上で重要視していなかった。一番はフロントの安定感」と明かした。

 23年12月に大谷が10年契約を結んだ際、マーク・ウォルター・オーナー、フリードマン編成本部長のいずれかが役職を退いた場合に途中で契約破棄できる条項が含まれたことから、残り9年間、球団に大きな人事異動や方針転換はないとみられる。同本部長は「日本人で初めてサイ・ヤング賞を獲りたいという目標がある」と期待。昨季は111イニングしか投げておらず、慎重な起用法も予想されたが「先発でシーズンをスタートする」と、早くも開幕ローテーション入りを“内定”させた。

 現状はマイナー契約でもあり「厳しい競争を勝ち上がって、メジャーの舞台でプレーすること」と謙虚に語ったが、順調に調整が進めば3月に東京ドームで行われるカブスとの開幕シリーズでは初戦の山本に続き、第2戦の先発に抜てきされる可能性は十分にある。

 本拠地は大規模改修中で右翼側の球場外で行われた入団会見。夢への入り口に立った。「令和の怪物」の新章が、いよいよ始まる。(杉浦大介通信員)

 ▼ドジャース デーブ・ロバーツ監督 身体能力や球種、奪三振の多さ、年齢、そしてパフォーマンスを気に入っている。彼を獲得できて全員が興奮している。

 【朗希に聞く】

 ――1次面談で各球団に「(昨季は)自分の球速がなぜ落ちたのか」と“宿題”を与え、分析を求めた。

 「契約の条件にあまり差がないので、限られた時間の中でより具体的にチームの考えを理解したかった」

 ――移籍先の日系コミュニティーは重視した?

 「日本人を迎え入れる、受け入れる環境があるかどうかは、日本人が在籍しているかどうかよりも僕の中では大事だった」

 ――ド軍との最終面談で心に残った言葉や印象に残った瞬間。

 「ベッツ選手にはずっと“アリゾナキャンプでおいしいアイスを食べに行こう”と言われ続けていました」

 ――ド軍移籍が決まり大谷、山本の反応。

 「“ドジャースにお世話になります”と伝えて、それぞれ“ようこそ”という感じでメッセージで連絡を頂いた」

 ――背番号11を譲り受けたロハスに何かお礼は?

 「実績のあるロハス選手に番号を譲っていただいて感謝している。まだ決めていないので、チームに入ってからいろいろ相談して決めていきたい」

 ――背番号11を選んだ理由。

 「学生時代に何度かつけ、僕の中で思い入れのある番号だった」

 ――犬の柄の靴下をはいている。

 「(実家で飼っている)黒のトイプードルで、(自身と)誕生日が一緒ということ」

 ――ロサンゼルスに住んでしたいこと。

 「今回の交渉期間中にあまり外に出られていないのでまずはビーチに行ってみたい」

 ――米国の食事で楽しみにしていること。

 「まだハンバーガーを一回も食べていないので、おいしいところを聞いてチャレンジしてみたい」

 ――ベッツが好きな「インアンドアウト・バーガー」のミルクシェークは飲んでない?

 「まだ飲んでいない(笑い)」

 ――子供の頃の憧れの選手は?

 「(巨人の)田中将大選手」

 ――前日にNBAレーカーズ戦を観戦。レブロン・ジェームズ選手に歓迎された。

 「まさか歓迎してもらえると思っていなかったですし、凄くうれしかった」

 ――イチロー氏が米国野球殿堂入り。

 「日本人からしたら、考えられないほど素晴らしいこと。僕自身も小さい頃からイチローさんのプレーを見て、野球に憧れて育ってきた。本当に凄い」

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