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最後まで分からなかった…中居正広 気さくな姿の裏にあった人を寄せ付けない孤独な一面

スポニチアネックス / 2025年1月24日 4時11分

SMAP、旧ジャニ先輩後輩、野球界、親交が深い面々…中居正広の交友関係相関図

 ◇中居正広 芸能界引退を発表

 【記者の目】2016年春、熊本地震の被災地にお忍びで訪れた中居の姿が忘れられない。避難所となった学校で「子供たち、集まって!」と大声で呼びかけたと思うと、携帯ゲーム機とソフトを「頑張ってね」と手渡した。笑福亭鶴瓶やナインティナイン岡村隆史と共に大量の支援物資を携えてのサプライズ訪問だった。震災で傷ついた子供たちだけでなく記者の心もつかむ明るい笑顔。気さくで広く気配りができる人だと思った。

 そんな人柄は芸能界の人脈づくりにも大いに役立った。鶴瓶や松本人志、タモリら芸能界だけでなく、巨人前監督・原辰徳氏ら球界の大物と親交を深めた。番組スタッフの信頼も得て多くの仕事が舞い込んだ。

 一方で「SMAP×SMAP」の楽屋風景では人を寄せ付けない孤独な一面を感じさせた。楽屋は個々に与えられたが、番組担当者は「木村さんは一切使わずオープンな場で常にスタッフと交流。草なぎさん、香取さんはどちらかの部屋でずっと一緒。稲垣さんは楽屋で鏡の前にいる感じ。中居さんだけは楽屋に誰も入っちゃいけない雰囲気だった」と明かし、それぞれの素顔がうかがえた。中居をよく知る関係者が、木村と比較していたのを思い出す。

 「木村は初見は無愛想だけど徐々に心を開いていく感じ。中居はオープンだけど奥まで踏み込めない。分厚い壁が何枚かある感じだった」

 陰と陽の二段構え。人付き合いにおける繊細さは、国民的アイドルグループのリーダーとしてだけでなく、国民的司会者として上り詰めたスキルを支えたものだったのかもしれない。海千山千の芸能人を取りまとめて番組を作る上で重要なスイッチの切り替え、観察眼として生きていたように思う。

 陰と陽の隔たりがあまりに大きく、20年以上仕事をしてきたスタッフでも「本当の中居さんは最後まで分からなかった。どれだけ心の内を明かせる人はいたのだろう」と話す。そんな孤独ゆえのもろさが今回の事態を招いたのだろうか。男性アイドルとして最も大切にすべき「女性の心」を傷つけた。その時点で引退は避けられなかった。(文化社会部次長・岩田 浩史)

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