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26年前期朝ドラ ヒロイン「見上愛」どんな人? 「光る君へ」彰子役で脚光 “神対応”で会場魅了

スポニチアネックス / 2025年1月24日 11時17分

2026年度前期の連続テレビ小説「風、薫る」主演に決定し、ポーズを決める見上愛(撮影・松永 柊斗)

 NHKは24日、2026年度前期の連続テレビ小説(第114作)の制作発表・主演会見を行い、生きづらさを抱えた2人の女性が看護の世界に飛び込むオリジナルドラマを放送すると発表した。タイトルは「風、薫る」で、ヒロインは同局大河ドラマ「光る君へ」で存在感を発揮した女優・見上愛(24)が務める。見上が朝ドラに出演するのは初めて。

 物語の舞台は、文明開化が急速に進む明治時代。まだ女性の職業が確立されていない時代に、看護の世界に飛び込んだ2人の女性を巡る物語。実在した大関和(おおぜき・ちか)さんと鈴木雅(すずき・まさ)さんという2人の人物をモチーフとするが、激動の時代を生きた2人のナースとその仲間たちを波乱万丈の物語として大胆に再構成する。脚本は、TBS系「あなたのことはそれほど」(17年)「初めて恋をした日に読む話」(19年)などを手掛けた吉澤智子氏が務める。制作統括は大河ドラマ「光る君へ」の制作統括を務めた松園武大氏。見上は、栃木・那須の山すその村で生まれた一ノ瀬りんを演じる。08年後期「だんだん」以来17年ぶりの「ダブルヒロイン」作となり、もう一人の主役はオーディションで選ぶ。

 見上の起用について、松園氏は「『光る君へ』でご一緒し、役への向き合い方、豊かな表現力、人の目を引く存在感、フランクでチャーミングなお人柄に触れた」と説明。「ぜひこの役を演じていただきたいと思ってオファーしました」と起用意図を明かした。

 この日の会見でも質疑応答の時間に記者の手が挙がるまでに少しの間ができると、見上は「質問してくださーい!」と呼びかけ。写真撮影では司会者が見上の涙を気遣って「メイク直しますか?」と聞くと、「大丈夫です!」と答えた。カメラマンからのポーズの要望にも笑顔で応じた。自然体でにこやかな人柄で終始会場を和ませた。

 見上は2000年(平12)10月26日生まれ、東京都出身。2019年に女優デビュー。翌20年1月期のTBS系「恋はつづくよどこまでも」で連続ドラマに初めてレギュラー出演すると、同年10月9日、映画『星の子』で映画初出演を果たし、2年にTBS系「liar」のダブル主演でテレビドラマ初主演を果たした。

 24年には大河ドラマ「光る君へ」に藤原彰子役で出演。控えめな少女が国母へと成長していく姿を高い演技力と独特の存在感で演じ、脚光を浴びた。

 昨年TBS系「不適切にもほどがある!」で大ブレークした女優の河合優実と同じ日本大学芸術学部演劇学科出身であり、その影響から交友関係がある。

 朝ドラ初主演が決まった見上。会見に登場して涙を流し、「ここに出てきた瞬間にやっと実感がわいて涙してしまいました」と照れ笑い。「1週間前にこのお話を聞いた」といい、「今まで自分は、夢とか目標をあんまり決めないようにしてお仕事をしてきました。いろいろな出会いに制限をかけないためにと思って…でも、その中で朝ドラのオーディションには毎回挑戦していました。やっぱり出たいって思っていたんだな」としみじみ。

 「朝の時間ってすごく大事だと思う。朝の始まりで1日が変わっていく感覚がありますので、皆さんの朝が素敵になって1日が素敵になるきっかけをつくれるようなドラマに出させていただくことがものすごく光栄です」と喜びいっぱいに語った。

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