カンニング竹山 石破首相の「楽しい日本」に違和感 フジ問題挙げ「楽しくなければ…ってテレビ局が」

カンニング竹山

　お笑いタレント・カンニング竹山（53）24日、ABEMA「Abema　Prime（アベプラ）」（月～金曜後9・00）に生出演し、石破茂首相の施政方針演説に苦言を呈した。

　石破首相はこの日の通常国会で演説に立ち、「楽しい日本とは、すべての人が安心と安全を感じ、自分の夢に挑戦し、きょうより明日はよくなると実感できる。多様な価値観を持つ一人一人が、互いに尊重し合い、自己実現を図っていける。活力ある国家」と述べた。

　作家で経済企画庁長官も務めた故・堺屋太一氏がかつて著書の中でつづった言葉だが、物価高、円安、エネルギー高、税金や社会保険の負担増などに苦しむ国民の現状とはほど遠いお気楽な言葉に、疑問の声が上がっている。竹山も「国民もみんな金ねえと楽しくねえよ。楽しくなろうと言われても」と吐き捨てた。

　さらに、中居正広氏の女性トラブルで局員の関与が報じられているフジテレビにも言及した。「全然、余計な話かもしれないですけど、楽しい日本って言われても、僕なんか芸能界にいるから、“楽しくなければテレビじゃない”ってテレビ局があるんですよ。それがとんでもないことになってて」と、フジのかつてのキャッチフレーズを引き合いにコメント。「楽しい日本でいいのか？キャッチフレーズ、というのはちょっとあります、今」と、空気感に対する違和感を口にしていた。