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巨人移籍のマー君 イチロー氏から激励された「頑張れよ」 盟友・坂本との「お立ち台共演」も誓う

スポニチアネックス / 2025年1月25日 5時33分

自主トレを公開した田中将(撮影・白鳥 佳樹)

 レジェンドの言葉を胸に、新天地でプロ19年目に挑む。楽天を自由契約となり、巨人に移籍した田中将大投手(36)が24日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを公開した。14年にヤンキースで同僚だったイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)から激励を受けたことを明かし、残り3勝と迫る日米通算200勝へ向けまずは激戦の開幕ローテーション入りを目標に掲げた。

 田中将は上下黒のジャージー姿で、力強い表情のままジャイアンツ球場に足を踏み入れた。集まった報道陣は約60人。黙々とランニングとキャッチボールをこなすと「個人としてはしっかりと1軍の戦力になる。競争に勝って、1軍でしっかり投げる」と開幕ローテーション入りへの強い思いをにじませた。

 レジェンド・イチロー氏の熱い言葉にも背中を押された。米国の野球殿堂入りした際に祝福のメッセージを送ると「(返信で)“頑張れよ”と言っていただけました」と激励を受けていたことを明かした。たった一言でも胸に響いた。ヤンキースでともにプレーしたのは、メジャー1年目だった14年の1シーズンのみだが「凄くラッキーだったなと。同じチームで同じユニホームを着てプレーできたということは非常に大きな財産」。一定のルーティンを保ち、常に準備を欠かさず大切にする姿勢を見て学んだ。

 右肘クリーニング手術明けだった昨季はわずか1試合の登板で0勝。かつてないほど苦しんだ一年だったが、野球への情熱は消えていない。プロ19年目で初めて巨人の施設に触れ「今日だけじゃ覚えられなかったんで、しばらく迷子になりながら施設内をうろうろすると思う」とうれしそうに笑った。伝統ある球団で野球を続けることとなり「新鮮な気持ちですね。こんな気持ちに今でもなれるのはありがたいことだと思う」と感慨を込めた。

 盟友との約束も原動力だ。小学生時代に「昆陽里タイガース」でチームメートだった坂本が、お立ち台での共演を心待ちにしていることは報道を通じて知った。「何とか同じフィールドに立って、お立ち台に上がることができたら」と誓った。かつてライバルだった杉内と内海は、今ではコーチとして支える立場となった。「不思議な気持ちですが、いろんなことを吸収してレベルアップできたら」。沖縄での自主トレでは既に4度ブルペン入り。宮崎での1軍キャンプでは「S班」で独自調整を進める。「ここ数年よりはしっかり投げられていると思う」と決意の復活ロードを力強く見据えた。(村井 樹)

 ≪戸郷&伊織だけ当確≫昨季15勝の菅野がオリオールズに移籍した。開幕ローテーションは昨季、ともに2桁勝利の戸郷(12勝)と山崎(10勝)の両右腕が入ることは確実だ。昨年11月のプレミア12で侍ジャパン入りした井上と、グリフィンの両左腕も、順調に調整が進めばローテ入りは濃厚。田中将は、ともに今季から本格的に先発に挑戦する23年ドラフト1位の西舘と20年同1位・平内、19年同1位の堀田、赤星、又木、横川、移籍2年目の高橋らと残り2枠を争うこととなる。

 ≪09年WBCチームメートで連覇貢献≫イチロー氏と田中将は09年の第2回WBCでチームメートとして日本の2連覇に貢献した。当時田中将は20歳。その後、14年1月に田中将が当時の日本選手最高総額となる7年1億5500万ドル(当時約161億円)でヤ軍入団を決めると、イチロー氏は「このオファーを受けたことへの覚悟と自信に敬意が払われるべきだろう」と独特の言い回しで迎え入れた。翌15年にイチロー氏はマーリンズに移籍。同年6月15日には対戦が実現し、4打数2安打1三振だった。

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