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東海大札幌 15年センバツ準V超え北海道勢初V狙う!山口主将「勝利への執念で日本一獲る」

スポニチアネックス / 2025年1月25日 5時3分

雪にダイブする東海大札幌ナインら(撮影・高橋 茂夫)夫)

 ◇第97回選抜高校野球大会出場校発表

 第97回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の選考委員会が24日に行われ、昨年の秋季全道大会を制した東海大札幌が10年ぶり7度目の出場を決めた。同校は16年4月に東海大四から現校名変更後、春夏を通じて初の甲子園出場。前回出場だった15年準優勝を超え、道勢初の選抜での日本一に挑む。

 東海大札幌に一足早い“春”が訪れた。選抜切符は10年ぶりだが、16年の現校名変更後は春夏を通じて初めての甲子園。部員58人は「ダブル主将」の山口聖夏内野手と矢吹太寛投手(ともに2年)を同時に胴上げして喜びを爆発させた。

 「(野球部の)モットーの“勝利への執念”を甲子園でも存分に発揮して日本一を獲ってきます」。開口一番の言葉にとどまらず、山口主将は何度も「日本一」と口にした。目標はただ一つ、前回を超える頂点だけだ。

 準々決勝で敗退した昨年11月の明治神宮大会後、山口と矢吹は遠藤愛義監督に呼ばれた。大会の反省と同時に、144キロ左腕の矢吹が掲げたのは「打たれない真っすぐ」だ。今夏の完成を見据えてフォームを見直し、選抜が試金石となる。小学5年と中学3年のときに甲子園観戦した左腕は「(神宮大会で敗れた)広島商にリベンジしたい。今はワクワクしている」とスタンドから見た聖地のマウンドに視線を向けた。

 昨夏後に勇退した大脇英徳監督(現顧問)からバトンを受け、就任後初大会で甲子園に導いた遠藤監督は赤のネクタイに勝負への思いを込めた。「東海のプライドを持って戦えたら」と表情を引き締める。この冬は、さまざまなアプローチでレベルアップを図った。17日にはスケート、23日は陸上トレーニング。スケートで内転筋と体幹、陸上で走力を高めて、昨秋課題となった攻撃の幅を広げることにつなげる。

 今後はボールへの反応を守備に生かそうとテニスに取り組む構想もある。柔軟な発想に加え、コロナ禍の影響が残る中の21年選抜で、東海大相模コーチとして優勝した経験を基に、「一球一球に厳しさを持ってやる。子供たちと接点を持ちながら課題を与えていきたい」と開幕までの約2カ月間を見据えた。

 野球部は64年に創部し、翌65年春に公式戦初出場。それから60年を経た2025年の戦いは春の聖地から始まる。甲子園では、青色をこれまでより濃くした新ユニホームに変更する。山口主将は「北海道の子供たちに夢を与えられたら」と力を込めた。伝統を受け継ぎ、そして東海大札幌は歴史を塗り替える戦いに挑む。(竹内 敦子)

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