柳ケ浦は20年ぶり選抜出場 田原主将「一戦必勝で、日本一を目指して」

センバツ出場が決まり、喜ぶ柳ヶ浦ナイン（撮影・岡田　丈靖）

　◇第97回選抜高校野球大会出場校発表

　第97回選抜高校野球大会（3月18日から13日間、甲子園）の選考委員会が24日、大阪市内で行われ、一般選考の九州地区からは沖縄尚学、エナジックスポーツ（沖縄）、柳ケ浦（大分）、西日本短大付（福岡）の4校が選出された。組み合わせ抽選会は3月7日に行われる。

　昨秋の九州大会4強入りした柳ケ浦（大分）は、05年以来20年ぶりの選抜出場が決まった。春1勝すれば90年以来35年ぶりとなるが、目標はさらに高い。

　「甲子園に出場するからには一戦必勝で、日本一を目指して頑張りたいと思います」と田原光太郎主将（2年）は力強く語った。

　1年生の宮城介、2年の杉本羽輝（つばさ）という両左腕を中心に、継投で接戦をものにするのが勝ちパターン。関東学院大野球部監督から22年8月に就任した鈴木聡監督（53）は「力で抑えられるピッチャーはいません。しっかりと制球力をつけ、無駄な失点を少しでも減らせるようにやっていきたい」と守りを重視している。

　94年夏の選手権で4強入りした古豪が、意欲的に頂点を狙う。