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2009年創部の滋賀短大付が春夏通じて甲子園初出場 保木監督「感極まりました」と男泣き

スポニチアネックス / 2025年1月25日 6時1分

センバツ出場決定し喜ぶ滋賀短大付ナイン(撮影・後藤 正志)

 ◇第97回選抜高校野球大会出場校発表

 湖国から甲子園に新風を吹かせる。09年に創部した滋賀短大付が春夏通じて甲子園初出場。近畿地区6校目、ラスト1枠での聖地切符だ。選手たちから胴上げされた保木(ほうき)淳監督も「やっぱり感極まりました」と男泣き。創部時から16年着続けたグラウンドコートの袖で熱いものをぬぐった。

 「本当にうれしい。でも出て終わりじゃない。ウチは32番目のチームだと思っているけど、出る以上は選ばれた責任を果たす。甲子園にふさわしいチームにならないといけない」

 地域性なども加味すると、ボーダーライン上というのが大方の見方だった。保木監督も5日の練習始めで「可能性は低いが、ゼロではない。しっかり準備しよう」と訓示。森伸文主将(2年)も「微妙なところにいるというのは分かっていた」と打ち明けた。それでも初めて出場した近畿大会の初戦で大阪1位の履正社に4―1で逆転勝ちした内容が、高い評価を受けた。

 前身の滋賀女子が08年に共学となり、翌年に野球部が発足。ただ専用グラウンドも寮もなく、県内のグラウンドを借りて実戦的な練習ができるのは週4日程度。近畿大会のベンチ入り20人中、14人が身長1メートル60台と突出した選手もいない。いわゆる強豪校と言われる学校で禁止されている男女交際や携帯使用、SNS発信、そして髪形も自由という“普通のチーム”。「僕は彼女はいませんけど…。とにかくチームワークで勝てるというところを見せたい。目標は優勝」と普通科特進コースでも学年トップクラスの成績を残す森主将は意気込んだ。甲子園でもノビノビ野球を実践し、勝ちきってみせる。 (鈴木 光)

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