水原被告の判事への手紙 妻と「いつか子供を」も「長期の投獄は悪影響」大谷からの新婚旅行券は使えず
スポニチアネックス / 2025年1月25日 10時23分
カリフォルニア州ロサンゼルスの連邦地検は23日(日本時間24日)、ドジャース・大谷の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(40)に禁錮4年9月と釈放後3年間の保護観察処分、大谷への約1700万ドル(約26億円)の賠償などを求刑。量刑は2月6日(同7日)に同州サンタアナの連邦地裁で言い渡される。
同被告は連邦地裁に提出した書面で金に困り「やりくりの助け」になると考えスポーツ賭博を始めたと主張。大谷宅近くに家を借りる必要があり出費がかさんだとも主張した。一方で自身の収入増につながるテレビ出演、本の執筆などは認められなかったと訴えた。
スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は同被告が大谷の銀行口座から送金手続きをする際の電話の音声を入手と報道。銀行側に声の主を問われ「大谷翔平です」と応じ、送金理由は「車のローン」と回答したという。
同メディアのエバン・ドレリッチ記者は、水原被告が連邦地裁に提出した書面の全文を公開。ジョン・W・ホルコム判事宛の文書では「今日は判決公判の前にあなたに手紙を書いています。悲しいことですが、判決が寛大なものであって懲罰的ではないことを祈ります。今日のあなたの判決によって多くの人生が影響を受けますので、私がこれから言うことを考慮してください。裁判長、ご存じのとおり、私が犯した罪は銀行詐欺と脱税です。私が法律に反する行動をとった動機をお話ししなければなりません。私は自分の取った行動を心から後悔しています」と書き出した。
水原被告は「最後に、私の家族についてお話しさせてください」と妻や両親についても言及した。「私と妻は5年間の交際を経て2018年に結婚しました。妻は日本で生まれ育ち、英語はほとんど話せません。移民弁護士との問題があったため、妻は2023年までグリーンカード(永住権)を取得できませんでした。その間、妻は90日ごとに日本と米国を行き来する必要がありました」と説明した。
また「私は妻に多大なストレスとトラブルを強いました。妻は米国税関で一晩中拘留され、行き来が多すぎることが疑わしいと思われて一度は国外追放されました。妻はこれらの経験は本当に恐ろしく、トラウマでさえあったと言っています。その結果、妻は2022年はずっと米国に来ることができず、今振り返ってみると、1年間妻に会えない寂しさをギャンブルが埋めてくれたように感じます」と過去のトラブルも明かした。
「妻にこんな思いをさせてしまったことをひどく後悔しています。私たちはいつも子供を産んで、いつか素敵な結婚式を挙げたいと思っていましたが、時間的にも経済的にも柔軟性がなかったため実現できませんでした。翔平は2018年のシーズンのチップとして日本航空の新婚旅行のチケットをくれましたが、十分な休暇が取れなかったため使用できず、弁護士を通じてチケットを彼に返却する予定です。彼女はまた、翔平のアメリカでの旅を支えるのに大いに貢献しました。彼女は最初の頃は朝食を作ったり、定期的に夕食を作ったり、翔平が野球に出かけている間は犬の世話をしたり、自分のポケットマネーでジェルネイルと呼ばれる爪の保護方法を学んだりしました。翔平は投球中によく爪が割れてしまうため、ジェルネイルは翔平の爪のさらなるダメージを防ぐのに役立ちました。彼女は長年、翔平と私を全力で支えてくれました。彼女は私が全力で翔平を支えることを優先していることを知っていたので、この間ずっと文句を言ったことはありませんでした。私は彼女にストレスや不安をかけないようにそれを隠していたので、彼女は私の経済的な苦労を知りませんでした。私たちはまだいつか子供が欲しいと思っていますが、私たち2人とも年を取ってきているので、長期の投獄はそのチャンスに悪影響を与えると感じています。英語があまり話せないので、私なしで暮らすのは彼女にとって難しいでしょう」と妻も献身的に大谷を支えてきたことを訴えた。
「両親は私たちをとてもサポートしてくれていて、私がいないときは喜んで彼女を助けてくれます。両親は私が翔平の通訳をしていた時もとても協力的でした。両親は翔平のために日本食を作って届けてくれたり、翔平が留守のときは数日間犬の世話をしてくれたりしました。私は両親の一人っ子で、私たちはとても仲が良くて思いやりのある家族でした。両親は私を愛情と気遣いで育ててくれたと自信を持って言えます」と水原家が一体となって大谷を支えていたことも説明した。
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