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井上尚弥「今はトレーニングしたくない」…4回KO防衛から一夜明け、珍しく疲労感を明かす

スポニチアネックス / 2025年1月25日 15時8分

<井上尚弥一夜明け会見>各スポーツ紙を手にする井上尚弥(撮影・長久保 豊)

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王座の3度目の防衛に成功した井上尚弥(31=大橋)が25日、横浜市内の所属ジムで一夜明け会見を開いた。

 24日に東京・有明アリーナで行われた4団体王座の防衛戦で、WBO11位の挑戦者・金芸俊(32=韓国)に4回2分25秒KO勝ち。当初の挑戦者サム・グッドマン(オーストラリア)の負傷による興行の1カ月延期や直前の相手変更などトラブルずくめの一戦を終え、「精神的にきつかった。どの試合よりもどっと疲れが出た」と明かしていた。

 一夜明けての疲労を問われた井上は「休めてないですね。普段なら一夜明けのあとはトレーニングしたいなと思うが、今はしたくない。それぐらいこの2カ月、張り詰めてやってきたので」と本音を吐露。次戦は4月か5月に米ラスベガスが有力で「次も薄々決まってるので、考えはそちらに進んでいる」と話す一方、「体と精神的にちょっとゆっくりしたい」と語った。

 試合の映像を見返して「強引に行くのではなく、その中で組み立てるボクシングが急きょ変わった相手にできたのは、自分の中で良いボクシングできたと思う」と自己評価。課題についても「強いて言うなら、やりながらこう動けたらいいと感じながらやっていたので、そう感じるということはまだ伸び代があるということ」と明かした。父・真吾トレーナーも「全体的には良かったが、自分の中では思うことある。そこを整理して伝えて、より良い尚弥をつくりたい」とさらなる成長を促した。

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