サンドウィッチマン “面白くないから終わった”と中居さんラジオ終了いじり倒すも本音「悲しい」

「サンドウィッチマン」の（左から）伊達みきお、富澤たけし

　お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきお（50）と富澤たけし（50）が25日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「サンドウィッチマン　ザ・ラジオショー　サタデー」（土曜後1・00）に生出演。23日に芸能界引退を発表した中居正広さん（52）を愛情たっぷりにいじり倒した。

　いつも通りラグビーやコロッケについてなど楽しいフリートークを続けている途中で伊達が「ちょっと悲しいニュースもありますよ、やっぱり。寂しいニュースも…」と切り出すと、「『ON＆ON　AIR』が終わりましたね」と今月4日の放送を最後に番組が終了したニッポン放送「中居正広ON＆ON　AIR」（土曜後11・00）に触れた。

　そして、富澤が「あぁ、中居さんですか？」と名前を出すと、伊達は「はい。『ON＆ON　AIR』がもう終わったわけでしょ？」としたあとで「やっと気づいたわけですよ。面白くなかったんですよ、やっぱり」とあえて明るい声でいじった。

　これに富澤が「違うんだよ、面白くなかったから終わったんじゃねーんだよ」とツッコミを入れつつ、あえて明るい声で中居さんをいじり続ける2人。

　「あとはもう分かりませんけど」（伊達）「なんかあったんだよ」（富澤）「やっと気づいたんです。何十年もやっててね、ニッポン放送やっと気づいた、遅い！」（伊達）「そういう理由で終わったんじゃねーんだよ」（富澤）「面白くなかったんですよ、だって。ヘビーリスナーでしたけど」（伊達）「言い合ってましたけど」（富澤）「僕らのこの『ラジオショー　サタデー』をね、酷評してた人が。先に終わるんですよ」（伊達）「（何か）あったんだよ」（富澤）「毎週欠かさず聞いてたでしょ？」（伊達）「やっちゃったからだよ。やらかしたんだよ、だから」（富澤）「（中居さんは）今も聞いてますよ、だから」（伊達）「分かんねーけどさ」（富澤）「『ON＆ON　AIR』終わりました。“また来週～！”っつって。終わったんです」（伊達）「来週がなかったっていうね」（富澤）「そういうことです」（伊達）

　全体的に終始明るい声で、時折笑い声も交えて語った2人。それでも、親交が深かった中居さん引退への複雑な思いが声にもコメントにもにじむ。

　「しょうがない…うん、ねぇ。悲しいですよ、そりゃ」（富澤）「そうですよ、寂しいですよ、ホントにね…うん」（伊達）と一度声のトーンを落としたが、そこは芸人らしく最後までいじり倒すことを忘れない。

　「さぁ、そしてね…。切り替えますよ…」（伊達）「もういいんですか？」（富澤）「見事に切り替えますけど」（伊達）「もう大丈夫ですか？」（富澤）「うん。なんかニッポン放送の人どんどん集まってくる」（伊達）「なんでしゃべるんだ？って。何をいう気なんだ？みたいな」（富澤）「いいんだよ、集まってこなくて。何もさ、別に『ON＆ON　AIR』が終わったって話。それはニッポン放送としてもやらなくちゃいけないじゃないですか、ね。なんで終わったのか。それは面白くなかったからです。いいんですよ、それで」（伊達）「手、叩いて笑ってます」（富澤）「ニッポン放送が気づくの遅かったっていうだけですね」（伊達）「遅かれ早かれみたいな」（富澤）「遅かれ早かれでしたよ中居さん！ってことですね、はい」（伊達）と愛情たっぷりに話して次の話題に移っていった。

　両者の“言い合い”はそもそも中居さんが番組MCを務めていたフジテレビ「だれかtoなかい」の2024年2月4日放送回にサンドの2人がゲスト出演したことがきっかけ。お互いのラジオ番組を巡って“面白くない”“そっちのほうが面白くない”と言い争ってスタジオを爆笑に包んだことから、その後はお互いのラジオを通じて事あるごとにユーモアたっぷりの“あっちのラジオのほうがつまらない論争”を続けてお互いのファンを笑わせてきた。面白くないと言いながら、お互いにヘビーリスナーであること、仲良しであることが伝わってくる楽しい“言い合い”だった。

　だが、中居さんは23年6月に女性と深刻なトラブルを起こしていたことが24年12月に発覚し、25年1月23日に芸能界引退を発表。それに先立ち、ニッポン放送は中居さんが1995年7月開始の前身番組からパーソナリティーを務めていた「中居正広ON＆ON　AIR」（土曜後11・00）の終了を21日に発表していた。

　「サンドウィッチマン」は中居さんにとって最後のテレビ出演となった24年12月30日放送のテレビ東京「芸能界オールスター草野球2024」（後4・00）でも共演。2時間特番の冒頭画面には「収録12月11日」とテロップが表示され、中居さんは親友の出川哲朗（60）率いる「テツローズ」のメンバーとして2年連続出場した。「サンドウィッチマン」率いる「伝説」との対戦だったが、中居さんは前年と同じく三塁を守り、2年連続でサヨナラ打＆MVP獲得と大活躍していた。