増田明美さん 大阪国際女子マラソンの優勝争い“細かく”解説「赤城おろしのカラっ風…」

鈴木優花

　マラソン解説者の増田明美さん（61）が、大阪国際女子マラソン（26日午後12時15分号砲）の公式YouTube番組に出演。注目の5選手を紹介した。

　まずはパリ五輪6位入賞の鈴木優花（25＝第一生命グループ）の名前を挙げ、「本番に強い。自分が勝つためにコースを下見して勝負どころを分析する」と明かした。

　マラソンの自己ベストは2時間24分02秒だが、増田さんは「記録より勝負と言っていた」と、価値に徹するタイプと紹介した。

　対抗は松田瑞生（29＝ダイハツ）。昨年のベルリンマラソンで2時間20分42秒を記録し、自己ベストを更新。「東京五輪、パリ五輪の選考での悔しさを乗り越えた強さがある」と説明。今年秋の東京世界陸上を最後の国際大会に位置づけ、地元・大阪を選んだ。増田さんは「誰よりも勝ちたい思いは強い」と代弁した。

　伊沢菜々花（33＝スターツ）はマラソン初挑戦だが、一度競技を退いてからの現役復帰で、「面白い存在」とダークホースに挙げた。

　早大ランニングサークル出身の異色ランナー、小林香菜（23＝大塚製薬）は群馬出身で赤城おろしのカラっ風に慣れているので「風に強い」と紹介した。

、昨年11月のクイーンズ駅伝でシード権を逃し、悔し涙を流した名門のキャプテン、松下菜摘（30＝天満屋）の「強い執念」にも注目していた。