阪神・野口「本当に良い経験だった」ハマの最強打者・宮崎との合同自主トレで打撃の極意吸収

笑顔でチームスタッフと言葉をかわす阪神・野口（撮影・北條　貴史）

　ハマの最強打者から打撃の極意を学んだ。阪神・野口は年明けからDeNA・宮崎らとの合同自主トレに参加。ここまで通算1264安打を記録する36歳との約2週間で多くのことを吸収した。

　「トレーニング量も多かったし、長く続けられる選手はこれくらいやっているんだと改めて体感できた。本当に良い経験だった」

　同自主トレ中は1日で約10キロのランニングを敢行。昨オフとは比べものにならないほどの走り込みを行い、「しんどかったけどシーズン中に生きてくる」と自信をつかんだ。

　2度の首位打者に輝いた打撃の“師匠”。実績十分のベテランからの助言を受けて、打撃フォームやバットの軌道などを意識したところ「センター方向の良い打球が打てるようになった」と左方向が多かった打球が改善した。

　今季の開幕2カード目は4月1日からのDeNA3連戦（京セラドーム）。初の開幕1軍を目指す3年目の24歳は「（宮崎さんから）京セラで会おうと言われたので、成長した姿を見せられるように頑張りたい」と再会を誓った。　（山手　あかり）