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王将戦第2局2日目対局再開 藤井王将の封じ手は「▲5六角」 斜めの利きを生かした攻めの一手

スポニチアネックス / 2025年1月26日 9時12分

<ALSOK杯第74期王将戦第2局・第2日>開封された封じ手(撮影・大城 有生希)

 将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑戦するALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第2局が26日午前9時、前日から行われている京都市伏見区の「伏見稲荷大社」で再開された。

 午前8時42分、挑戦者の永瀬が入室。藤井は49分に姿を見せ、1日目の指し手を再現した。

 藤井が1日目に封じた43手目を、立会人の久保利明九段(49)が開封。封じ手は「▲5六角」だった。角の斜めの利きを生かし、(1)▲8三歩と永瀬の飛車をいじめる、(2)▲2四歩△同歩▲同飛から2筋を猛攻、という両にらみの攻めを展開する狙いの一手。

 先手藤井、後手永瀬で始まり、戦型は横歩取りへ。研究の深い永瀬が駒組みを進め、藤井が応じるという展開となり、午後0時30分からの昼食休憩の時点で藤井は2時間26分を消費。対する永瀬は44分で、すでに1時間40分以上の持ち時間の差が生じた。午後2時現在では2時間以上の差になったものの、その後永瀬が42手目△1四歩に2時間32分消費するなどして、持ち時間が逆転。2日目も慎重な指し手が求められ、長考合戦になりそうだ。

 消費時間はここまで藤井が4時間13分、永瀬が3時間52分。

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