7勝7敗で千秋楽に臨んだ宇良は勝ち越し逃す 大関・大の里に突き出される

＜大相撲初場所千秋楽＞宇良（左）を突き出す大の里（撮影・西海健太郎）

　◇大相撲初場所千秋楽（2025年1月26日　東京・両国国技館）

　人気業師で西前頭4枚目の宇良（32＝木瀬部屋）は大関・大の里（24＝二所ノ関部屋）に突き出されて7勝8敗でこの場所を終えた。ご当地、大阪で開催される春場所で巻き返しを期すことになる。

　立ち合いで低くもぐり込もうとしたところ、大の里のもろ手突きを食らい、一気に土俵際まで飛ばされた。そのまま突き出された。ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「もろ手で突いて様子を見る。大の里はこれが最善の攻めですね。宇良はレスリングスタイルで下からいこうとしたタイミングで（相手のもろ手突きが）合っちゃいました」と指摘した。