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フジ問題 報告書完成は4月改編に間に合う?弁護士が指摘「中間報告で経営責任を掘り起こし…」

スポニチアネックス / 2025年1月26日 23時6分

野村修也氏

 弁護士で中大法科大学院の野村修也教授が26日、フジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜後10・00)に生出演し、中居正広氏(52)の女性トラブルで社員の関与が報じられているフジテレビをめぐる問題について解説した。

 同局は一連の問題を受け、17日に港浩一社長が出席して会見を開いたが、メディアを限定したり動画撮影を禁じたりと、多くの制限を設けた。これにスポンサー企業などから批判の声が殺到。CM出稿の差し止めなどが相次いでいる。批判を受けて同局は、27日午後4時から、ネット媒体などからの参加も募る、オープンな形であらためて会見を開くことを明らかにしている。また当初予定していた、第三者の弁護士を中心とし、同局関係者も参加する調査委員会に代わり、同局とは独立した第三者委員会を設置することを発表した。

 野村氏は、今後のスケジュール感について自身の見立てを示した。2月半ばごろまで関係者へのヒアリング、再ヒアリングと社内資料、データの分析を並行して行い、3月から調査報告書と資料などを作成する流れになるとみている。そんな中、「ヒアリングはもっとかかるんじゃないか。スケジュールが合わないとうまくいきませんので、かなり補助の弁護士を使うことにはなる。10人を超えて、20人近くになっても。たとえば経営のトップに話を聴く時には、委員全員が話を聴かないといけないという部分もある。そうなってくると、スケジュールを合わせるのも相当難しいということもある」と指摘した。

 第三者委員会では、社員に向けたアンケートの実施も予想される。野村氏は「アンケートを取らないと全貌が分からないので、アンケートをやると思いますけど、取っただけではダメで、集計、分析したりするのに時間が結構かかる。さらに報告書を書くのにも時間がかかりますから、私は3月末はちょっと無理じゃないか」と述べ、報告は4月以降にずれ込む可能性を推測した。

 4月は改編のタイミングになる。野村氏は「このタイミングというのは、スポンサーの問題とか番組の改編のタイミングとかじゃないですか」とし、「そう考えると、ここは中間報告で、まずこの間の記者会見とかの経営責任とかを全面的に掘り起こしながら、株主総会が6月ですけど、その前の招集通知が来る5月末くらいのところをターゲットとして、全体的な報告書を作るのが望ましいんじゃないか」と、中間報告で乗り切る案を挙げた。

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