宮根誠司 フジテレビは「奈落の底に落ちちゃった」 生放送で覚悟の発言「クビになるかもしれないけど…」

宮根誠司アナ

　フリーアナウンサーの宮根誠司（61）が26日放送のフジテレビ系「Mr.サンデー」（日曜後10・00）に出演し、芸能界を引退した中居正広氏（52）の女性トラブルに社員が関与したと報じられているフジテレビの問題について語った。

　宮根は「僕は15年お世話になっている一介の司会者なので、クビになるかもしれないですけど」と前置きし、「まずよかったことはね、社員説明会で経営陣の方に社員の方がお話しできるっていう空気がフジテレビにできたってことはとってもいいことだと思うんですね」と語った。

　また「ただ、明日の会見が仮に成功しても、急にスポンサーの方は戻ってこないでしょう」と語り、「個人的な意見」としながらも「今のフジテレビってのは、僕が思うのは、奈落の底ですよ。奈落の底に落ちちゃったんですね。あと、何を現場でできるかって、皆一生懸命仕事している中で、奈落の底でもがいてもがいて、誠実に番組を作って、あ、フジテレビ変わったね、とかフジテレビはちょっとは良くなって頑張ってるねって視聴者の方とかスポンサーの方に思ってもらえることを信じてやるしかないな」と私見を述べた。

　同局は一連の問題を受け、17日に港浩一社長が出席して会見を開いたが、メディアを限定したり動画撮影を禁じたりと、多くの制限を設けた。これにスポンサー企業などから批判の声が殺到。CM出稿の差し止めなどが相次いでいる。23日には東京・台場の本社で全社員に向けた社員説明会を行い、オンラインを含めて合計1100人が参加した。

　また、批判を受けて同局は、27日午後4時から、ネット媒体などからの参加も募る、オープンな形であらためて会見を開くことを明らかにしている。