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【王将戦】美しい所作で給仕 白衣とはかま姿の女性2人が話題に 「お二人のサポートはできたと思う」

スポニチアネックス / 2025年1月27日 5時1分

<ALSOK杯第74期王将戦第2局第1日>伏見稲荷大社の事務員を務める雑賀真衣さん(左)と奥西咲帆さん(撮影・会津 智海)

 ◇ALSOK杯第74期王将戦7番勝負 第2局第2日(2025年1月26日 京都府京都市 伏見稲荷大社 )

 将棋の藤井聡太王将(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑むALSOK杯第74期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は26日、京都市伏見区の「伏見稲荷大社」で第2局2日目が指し継がれ、午後6時30分、先手・藤井が93手で勝利した。開幕連勝となり、第3局は2月5、6日、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で指される。

 第2局の最中、SNSでは流れるような美しい所作で対局者に給仕をする、白衣とはかま姿の女性2人が注目された。担当したのは伏見稲荷大社で事務職の雑賀真衣さん(28)と奥西咲帆さん(23)。雑賀さんは「緊張しましたが、お二人を全力でサポートできたと思います」と胸を張った。

 普段は来客を茶室でもてなし、自らも茶道や華道の稽古に励んでいる。1カ月前から対局場への出入りは決まっていたが、提供する器や配信カメラの場所など全て確定したのは対局の5日前。そこからは勤務内外で時間を見つけ、移動時の歩き方や動線などをみっちりたたき込んだ。

 特に大変だったのは、お茶の出し方。稽古を積んでいるのは椅子に座ったまま行う立礼式の茶道のお点前のため、座ってもてなす際には細かい作法が違うという。奥西さんは「いつもとは違うやり方で、本番は独特の空気感の中。ドキドキしました」と振り返った。

 2人の頑張りが通じたのか、両対局者からも反応があった。フレッシュジュースなど複数のドリンクを頼む永瀬に給仕した際には、「数が多くて置く場所に困った時、場所を空けて置くところを指し示していただいた」(奥西さん)。藤井もお茶を出された時には会釈があったといい、雑賀さんは「対局中でも認識されているんだと驚き。うれしかった」と笑顔を見せた。

 1300年以上の歴史を誇る伏見稲荷大社で、初めて指されたタイトル戦。慣れない環境に加え、大社の職員を代表して両対局者のお世話を全うした。雑賀さんは「今後お客さまにお出しする時は、新鮮な気持ちでおもてなしできると思います」と笑顔を見せ、奥西さんは「この経験が自信につながった。お客さまが、よりおいしいと思ってもらえるように頑張りたい」と力を込めた。

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