ソフトバンク 和田毅氏が新役職「アドバイザー」就任へ 宮崎C前半から指導

和田毅氏

　ユニホームを脱いだばかりのレジェンド左腕が小久保ホークスをサポートする。ソフトバンクで昨季限りで現役を引退した和田毅氏（43）が今季から新設されるアドバイザーに就任することが26日、分かった。初仕事となる2月の宮崎キャンプで助言を送るなど、投手陣の育成に携わる。

　和田氏は02年にダイエーに入団し、昨季までに日米通算165勝を挙げた。ホークス在籍18年でリーグ優勝に5度、日本一に6度と貢献。豊富な経験を生かし、就任2年目でリーグ連覇と日本一奪回を目指す小久保監督を支える。昨季限りで現役を退いたが、オフには長崎市で自身が中心となって行ってきた合同自主トレに参加。現役さながらに一緒に坂道をダッシュし、投球での細かな体の使い方などを、前田純ら後輩にアドバイスした。

　宮崎に滞在するのはキャンプ前半になる見通し。その後は3月15日の日本ハムとのオープン戦（みずほペイペイドーム）での引退試合が待っている。キャンプでは最後の舞台へ向けた準備も進めることになりそうだ。多くの思い出の詰まった宮崎を再び訪れ、ホークスの伝統と歴史、そして技術を後輩たちへ伝えていく。