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フジテレビ 他局の女子アナも中居接待へ…幹部が手引き 民放キー局の調査で判明 27日会見

スポニチアネックス / 2025年1月27日 4時11分

フジテレビ社屋

 中居正広氏(52)の女性トラブルを巡って存続の危機にあるフジテレビに新たな疑惑が26日浮上した。同局の編成幹部が他局の女性アナウンサーまで中居氏との会食に同席させていたことがスポニチ本紙の取材で判明した。同局は27日午後4時に都内で会見を開くが、広がるばかりの疑惑について、どう説明するのかが注目される。

 スポニチ本紙の取材では、他局の女性アナが会食に参加したのは中居氏の女性トラブルが起きた23年6月の1カ月前の5月7日。女性アナは民放キー局の若手社員。会食はフジテレビの編成幹部がセッティングしており、場所は都内の飲食店だった。そこには同編成幹部のほか、中居氏と人気男性タレントがいた。他にはフリーの若手女性アナウンサーらが招集されていた。

 会食は演出がかっていたのが特徴で、参加女性たちは編成幹部の合図によって部屋に1人ずつ入室し、中居氏と男性タレントに紹介された。女性アナは中居氏の隣に座るよう指示されたという。

 会食は男性タレントが「ヤラせてくれよぉ~」と冗談交じりに性行為を懇願するような発言をするなど、ボディータッチは当たり前のかなり砕けた雰囲気だったという。

 女性アナは危険を察知したのか「翌日も仕事がある」と言い、誰よりも早く午後9時ごろに1人で店を抜け出し、何事もなく帰宅。話を聞いた関係者は「編成幹部は幹事として全ての参加者が見渡せる“お誕生日席”に座り、中居氏らタレントが楽しんでいるか、目を光らせていたそうです」と現場の状況を説明した。

 今回の件が発覚したのは、中居氏とフジテレビの一連の報道を受け、民放各局が現場などで不適切な接触がなかったか社内調査を実施したことから。女性アナは一連の事実を報告しており、局内でも情報共有がされている。

 もともとは港浩一社長(72)が、現場内の親睦を深めるために女性アナが同席する食事会を定番化させており「同席接待」が常態化していたのは事実。それを編成幹部が自身の私利私欲で中居氏ら大物タレントに取り入るため悪用し、女性アナをまるで“献上品”のように扱ったと疑われても仕方がないような行動を繰り返していたといわれている。

 週刊文春は、この「女性アナ上納接待」が編成幹部によって常態化していたと報道。それが事実ならば、自局の女性アナに飽き足らず、他局の女性アナやフリーアナまで“献上”しようとしていた可能性は否定できない。

 この問題は編成幹部の行動によるもので、多くの社員に一切非がない。フジテレビ局員1300人の未来を守るためにも、まっとうな調査と説明が求められる。

 ≪“やり直し”午後4時から 6つの注目ポイント≫フジテレビの会見は27日午後4時から東京・台場の本社で開かれる。参加メディアは制限せず、動画撮影も許可。時間無制限で質問を受ける。プライバシー保護の観点から生中継はNGとし、10分遅れの放送や配信を各媒体に求めている。注目のポイントは6つ。(1)港浩一社長ら経営陣の進退(2)日枝久相談役の進退(3)中居氏と被害者の接点に編成幹部が関与したか(4)中居氏のトラブルを隠蔽(いんぺい)した意図はなかったか(5)女性アナを同席させた「上納接待」があったか(6)スポンサーの信用を取り戻す具体策を出せるか――だ。

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