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ライデル“巨人魂”黒髪で決意表明 最速200S&マー君200勝とダブル達成だ「優勝経験したい」

スポニチアネックス / 2025年1月27日 5時31分

ユニホームを着て背番号をアピールするマルティネス(撮影・光山 貴大)

 優勝したい――。前中日で巨人に加入した通算166セーブのライデル・マルティネス投手(28)が26日、都内のホテルで入団会見を行った。年俸12億円で4年総額では50億円規模の超大型契約となった助っ人は、NPB最速記録も射程の通算200セーブまで残り34。同じ新加入で日米通算200勝にあと3勝の田中将大投手(36)との「ダブル200」を達成し、自身初のリーグ制覇と日本一への貢献も誓った。

 耳にこそピアスはあったが、ジャイアンツスタイルだった。マルティネスが、濃紺のスーツに刈り込んだ黒髪で登場。「まだルールが分からない」としたが、中日時代の頭頂部を伸ばした金髪には別れを告げた。「目立ったことはせず、しっかり新チームに入る」。身だしなみに厳しい新天地での覚悟を示した。

 この日の早朝に来日。「あえてこの色を選んだ」と球団旗と同じエンジ色のネクタイも締めた。移籍決断の理由は「8年間、日本でプレーし、改めてリーグ優勝、優勝争いができるチームに行ってみたいという思いがあった」と説明。4年総額50億円規模の超大型契約も「お金ではなくプレーオフに出たい。その競争力のあるチームに行きたいという思いが強い。それが決断の理由」と言い切った。

 昨季はいずれも自己最多の60試合で43セーブを挙げるなど、2度目のセーブ王に輝いた剛腕。阿部監督は昨年12月に「8回がウイークポイント」とし、昨季までの守護神・大勢が8回、9回はマルティネスの構想を明かした。まだ指揮官と電話などで話してはおらず、起用法は「まだ、分からない」としたが「たとえ中継ぎでも100%の力を出す。役割を全うする」と謙虚だった。

 通算303試合で166セーブ。66試合以内に34セーブを記録すれば、佐々木主浩の370試合を抜く200セーブのプロ野球最速記録だ。同じ新加入の田中将も日米通算200勝にあと3勝。「そういうチャンスがあれば、当然、自分もそれを期待している。チームのために田中投手が勝てるように。実現すればうれしい」。「ダブル200」達成なら、リーグ連覇と13年ぶりの日本一が近づく。

 古巣と同じ背番号「92」のユニホームにも袖を通した。「どういう景色なのか。やっぱり優勝の瞬間、あの瞬間を経験してみたい」。ビールかけも未経験。「初優勝」への思いはさらに強くなった。(春川 英樹)

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