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ドジャース・大谷「美しい妻へ」英語で愛のメッセージ ロス山火事被害には「できる限り支援」

スポニチアネックス / 2025年1月27日 2時31分

夕食会でビデオメッセージを送った大谷(撮影・杉浦大介通信員)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部主催の夕食会に全て英語のビデオメッセージを送った。開催100回目を迎えた伝統行事。本拠地ロサンゼルスを襲う山火事の影響で欠席し、チーム関係者、被災現場で闘う消防士、第1子を妊娠したことを公表した真美子夫人(28)に対して謝意を表した。

 ニューヨークのマンハッタン中心にそびえるヒルトンホテルで開かれた恒例の夕食会は、約700人の席がびっしり埋まった。開始約2時間後の午後9時前、大谷が大型スクリーンに登場した。最初の数秒は無音のトラブル。会場では「Oh~」とため息が漏れ、すぐに音声が戻ると、一気に静寂に包まれた。

 昨季ナ・リーグMVPの大谷は冒頭で「ロサンゼルスで破壊的な山火事があり、多くの理由で出席が困難になった」と欠席理由を説明。過去2度のスピーチを上回る約3分、全て英語で被災者らを気遣い「私たちは大小どのような形でもできる限り支援する」と神妙な表情で語った。

 ワールドシリーズを制した移籍1年目。支えてくれたチーム関係者への感謝を述べた際には、昨年末に妊娠を公表した真美子夫人について「ビューティフル・ワイフ(美しい妻)にも感謝します。いつもそばにいてくれてありがとう」と謝意を示した。最後は山火事と闘う消防士らへの感謝を込め「強さを保ち、団結すれば私たちはこれを乗り越えられる」と締めた。

 BBWAAが選出した各賞の受賞者が出席する恒例行事。会場には日本のファンの姿も多く、先週、大谷の欠席を知ったというBBWAA幹部は「残念だが、山火事の状況を考えれば仕方ない」と理解を示した。第1回にはベーブ・ルースも出席し、節目の100回目を迎えた「野球版のオスカー(アカデミー賞)授賞式」。欠席しても大谷の存在感は格別だった。(杉浦 大介通信員)

 ▽全米野球記者協会ニューヨーク支部主催の夕食会 ベーブ・ルースがヤンキースで初めて世界一になった翌年の1924年1月に初開催。毎年1000人近いゲストを招待し、今年で100回目を迎えた。前年度のMVP、サイ・ヤング賞、新人王など受賞者を表彰。取材に最も協力的だった選手に贈られる「グッドガイ・アワード」、逆境を強い心で乗り切った選手が選ばれる「ハート・アワード」など笑いあり、涙ありの趣向で行われる。

 ▽過去2回の英語スピーチ 夕食会に初めて招かれたのは18年にア・リーグ新人王を獲得した翌19年。「願わくば次はこのカンニングペーパーが必要なければ」とジョークで場を盛り上げた。21年に初めてMVPを獲得した翌22年はコロナ禍で夕食会は中止。23年に2度目のMVPを獲得した翌24年は5年ぶりの出席で、より流ちょうとなった英語を披露。愛犬デコピンも同伴し、喜びを分かち合った。

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