ソシエダ久保 キレのある動きで好機演出も…本拠0ー3惨敗で公式戦3連敗

ボールを追いかけるRソシエダードの久保（AP）

　◇スペイン1部第21節　Rソシエダード0ー3ヘタフェ（2025年1月26日　サンセバスチャン）

　スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英（23）が26日、本拠ヘタフェ戦に先発フル出場。キレキレの動きで相手のマーク2人を置き去りにするドリブル突破を見せるなど、何度も好機を演出するも得点には絡めず。試合は0ー3で敗れ、公式戦3連敗を喫してしまった。

　久保は直近の欧州リーグ（EL）ラツィオ戦（●1ー3）で先発出場するも前半のみで途中交代。味方の退場や0ー3とリードを許したこともあり、“温存”される形に。そして中2日で迎えたこのヘタフェ戦でもスタメン起用された。

　拮抗した展開のなか前半33分、右サイドでボールを受けると得意のダブルタッチで縦にドリブル突破。相手2人を置き去りに敵陣深くまで進入して右足でマイナス方向へグラウンダーのクロス。しかし、エリア中央にいた味方2人はボールに合わせられなかった。

　その後も久保は好機を演出。同38分にカウンターで右サイドを駆け上がりボールを受けると、中央へ切り込みながら味方のシュートチャンスをお膳立て。このシュートはブロックされるも再び右サイドでボールを受けると相手2人のマークを個人技で翻弄。縦へ突破し右足でクロスを入れると、FWオヤルサバルがヘディングシュート放った。

　さらに同44分、右サイドでボールを受けると相手3人が寄せてきた裏のスペースへスルーパス。これを受けたMFトゥリエンテスがクロスを入れ、DFスベルディアが頭で合わせたが相手GKがファインセーブ。なかなか得点が生まれず前半を0ー0で終えた。

　試合は後半27分、FWウチェに先制ゴールを許すと2分後にも失点。久保は同36分、右足で絶妙クロスを入れるもFWオスカルソンのヘディングシュートが不発。なかなかゴールが奪えず同40分にも失点。

　久保は後半アディショナルタイムに惜しいシュートを放つも場面もあったが無得点のまま終了のホイッスル。奮闘もむなしく公式戦3連敗を喫してしまった。