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【マラソン】早大サークル出身の小林香菜、大阪国際2位に祝福殺到「信じられないぐらい反響が多い」

スポニチアネックス / 2025年1月27日 9時52分

取材後にピースサインで笑顔を見せる小林

 大阪国際女子マラソンから一夜明け、日本歴代10位となる2時間21分19秒で日本人最上位の2位に入った早大のランニングサークル出身の小林香菜(23=大塚製薬)が27日、大阪市内で報道陣の取材に対応した。

 自己ベストを一気に3分40秒も更新し、今年9月に東京で開催される世界選手権の参加標準記録を突破した。一躍、日本マラソン界のニューヒロインとなった23歳は「いまだに実感がわかないけど、とてもうれしい一心です。(お祝いは)信じられないぐらい反響が多くて、連絡とかも久しぶりの友人から届いていて、まだ返事をできていない。(祝福の数は?)分かんないぐらい」と笑みを浮かべた。

 前夜はチームスタッフと鉄板焼きを食べ、ケーキでもお祝いをされた。この日の朝は大阪城公園内をジョギング。「筋肉痛があったけど、走り始めたらスムーズに走れた」という。

 高校まで無名。「マラソンを楽しく走りたい」という理由から大学では「早稲田ホノルルマラソン完走会」に所属した。大学2年で初マラソンを経験した異色の存在で、その経歴も注目された。

 マラソンの本格的な練習を始めて1カ月程度とあって、その可能性は計り知れない。今後に向けて「大きな目標は、世界の舞台で走ること。でも、昨日の走りだけではまだまだ力不足だと思う。上り坂で離されたのは弱いところだと思うし、そういったところを克服していきたい。まだまだ頑張れるかなと思います」と今後に目を向けた。

 ◇小林 香菜(こばやし・かな) 2001年(平成13)4月4日生まれ、群馬県前橋市出身の23歳。前橋三中2年の時に学内駅伝で楽しさを感じて陸上部へ。3年時に3000メートルで全国大会出場、群馬代表で都道府県対抗駅伝出場。一般受験で早大本庄に進み、大学では法学部。美絵さんによると、総務省を目指して国家公務員試験を志し、4年まで通塾していた。早大時代は登山サークル「山小屋研究会」にも属し、槍ケ岳などに登頂。前回大会はネクストヒロイン枠での出場が決まり「ホノルルマラソン完走会」ながらホノルルマラソン出場を取りやめた。名前の由来は「4月生まれなので菜の花から取った」(母・美絵さん)。1メートル54。

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