玉川徹氏「事実認定のために日枝さんの出席が必要」フジ“やり直し会見”めぐりモーニングショーで激論
スポニチアネックス / 2025年1月27日 11時58分
元テレビ朝日社員の玉川徹氏(61)が27日、テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。中居正広氏(52)の女性トラブルを巡って存続の危機にあるフジテレビが同日午後4時に都内で“やり直し会見”を開くことに言及した。
フジテレビは17日に港浩一社長らが記者会見を行い、中居氏と女性のトラブルなどに関して説明。ただ、メディアを限定したり動画撮影を禁じたりと、多くの制限を設けた。この姿勢にスポンサー企業などから批判の声が殺到。CM出稿の差し止めなどが相次いでいる。批判を受けて同局は、27日午後4時から、ネット媒体などからの参加も募る、オープンな形であらためて会見を開くことを明らかにした。
会見には同社の港浩一社長、嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長の4人が出席予定。しかし、社長、会長を歴任し、同局の役員を40年以上務める日枝久取締役相談役は、出席者の中に名を連ねていない。
玉川氏は「もし、日枝さんが会見に参加しないってことになると、会見の価値がそれだけで半減だと思いますね。点数としても50点になっちゃう」と言い切り、日枝氏の出席を求めた。
ただ、山口真由氏が「事実認定が先」「事実認定があって初めてそれに対する責任の取り方ってのが出てくる」と意見。桜美林大ビジネスマネジメント学群の西山守准教授も「今回の事案が中居正広さんと女性との間のトラブル」をめぐる記者会見であるとし、「日枝体制の方に議論がいってしまうと、ちょっと今回の記者会見の建て付けとズレてくるのではないか」と会見は別ですべきではと意見した。
意見が真っ二つに分かれ、議論は白熱。玉川氏は「もし、役員たちが自らの保身ではなくて本当にフジテレビの今後、未来のためにって考えるのであれば、この会見は正直にやらないといけないんですよ。一体何があったのかは、もしかすると第三者委員会が最終的に明らかにするかもしれないけど、もし、役員のレベルで明らかにできることがあれば、それは全部今回の会見で明らかにすると。正直にやるって姿勢を示さない限り、見てる方は信用できないですよね。もうすでにイメージは落ちちゃったわけですから、そこからどうやって這い上がるかってことで言えば、すべて正直に知ってることを話すことをやらなければいけない」とした。
そして「先ほど、責任追及って言いましたけど、事実認定のためにも日枝さんが出てこなきゃいけないって僕は思いますよ」と改めて日枝氏が出席すべきと主張。「本当に日枝さんが決定権を持っているのであれば、この間のすべてのこと、役員会で考えたことが日枝さんの意思決定がどれぐらい入っていたか正直に言わない限りは、正直にやったことにはならないんですよ」ときっぱり。
続けて「もし、日枝さん以外の役員たちが日枝さんを守ろうとすることだって考えられるわけですよ。そういうふうな時には記者たちの追及は本人に向かわないといけない。ってことは本人が答えないといけない。もし本当にフジテレビの未来を考えるのであれば、だからこそ、事実認定のためにこそ、日枝さんの出席が必要なんじゃないかってことだと思う」と繰り返し訴えた。
一方、西山氏も「私がいろいろ事実関係を確認した限りではこの事案というのは、今、関西テレビの大多社長と港社長が関わってはいらっしゃったが、かなり限定された領域の中で対応が行われたってことになるわけですよね。そこに日枝相談役がどう関わっていたか、現状の私の認識では関わっていなかったし、情報も上がってないという理解なんです。ガバナンスの問題と事実の認定は分けていくべきです」と意見を譲らず「なぜ情報が入っていたにもかかわらず女性に対する対応、中居正広さんを起用し続けていたのか、そういった意思決定の部分ということに少なくともフジテレビがおっしゃっていたことが正しいかどうかはさておき、かなりクローズな形で対応していたと。日枝相談役がそこに関与されていたということは現状でいうと考えにくい」とした。
玉川氏は「(フジテレビの)労働組合だって社員だって皆、(日枝氏の出席を)言ってるじゃないですか。何のために出てくれって言ってるんですか」とヒートアップ。西山氏が「この会見の役割はなんですかであって、日枝相談役の適任に関して議論することではない。そこは別で開けばいいじゃないですか」と反論。玉川氏は「事実認定のために日枝さんの出席が必要なんじゃないか」と強い口調で主張し、議論が白熱。
司会を務める羽鳥慎一アナウンサーが「これは意見だから、いろいろ違う。玉川さんはそういう意見、西山さんはそういう意見。フジテレビはこういう判断をした。この会見の後、どういう結果になるか分かりません。玉川さんが“ほら、俺の言う通りじゃないか”ってなるかもしれない。西山さんの言った通り“今日は今日”と分けて日枝さんが出席する会見が必要な日が訪れるかもしれない。いい議論。どっちがいいか悪いかではなく」と場を取りなした。
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