岩田翔吉がWBOライトフライ級王座初防衛戦 矢吹との統一戦も意欲「KOで勝って次へ」
スポニチアネックス / 2025年1月27日 13時3分
ボクシングの帝拳プロモーションは27日、都内のホテルで会見を開き、3月13日に東京・両国国技館でトリプル世界戦興行「U-NEXT BOXING2」を開催すると発表した。フライ級2団体王座統一戦のWBC王者・寺地拳四朗(33=BMB、24勝15KO1敗)―WBA王者ユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安、21勝11KO2敗1分け)、WBO世界フライ級タイトルマッチの王者アンソニー・オラスクアガ(26=米国、帝拳、8勝6KO1敗)―同級14位の元2階級制覇王者・京口絋人(31=ワタナベ、19勝12KO2敗)、WBO世界ライトフライ級タイトルマッチの王者・岩田翔吉(28=帝拳、14勝11KO1敗)―同級2位レネ・サンティアゴ(32=プエルトリコ、12勝9KO4敗)が組まれた。
日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィックの元ライトフライ級3冠王者・岩田が、世界王座の初防衛戦で指名挑戦者サンティアゴを相手に迎える。22年11月の世界初挑戦でジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に判定負けしてプロ初黒星。しかし昨年10月、王座決定戦でハイロ・ノリエガ(スペイン)に3回TKO勝ちし、プロ15戦目で世界王座を獲得した。早大出身の世界王者は初めてだった。
サンティアゴは23年10月にWBOライトフライ級の暫定王座を獲得。昨年2月、当時の正規王者ジョナサン・ゴンサレスとの団体内統一戦に判定負けし、王座を失っていた。岩田は「後半にボディーで倒したり、スタミナもスピードもあると思うので、しっかり捕まえたい」と分析。世界王者になってから「フィジカルもスタミナも強化できて、凄く強くなっている実感があるのでリング上で見せたい」と話した。
世界王座獲得後はIBF同級王者・矢吹正道(LUSH緑)との統一戦を希望している。矢吹は「今やってもお互い価値がない。日本タイトルみたいになってしまう。うれしいが興味はない」と消極的な姿勢を示したが、岩田は「よく分からない。日本タイトルとは思わない。お互いに世界のベルトを持っているんだから」と反論。「矢吹選手と試合がしたいので、しっかりKOで勝って次に進みたい」と統一戦アピールを誓った。
興行のもようはU-NEXTで独占ライブ配信される。
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