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フジ“やり直し会見”開始から3時間超 強行生配信で強制退出、怒号やヤジが飛ぶ場面も…大きな混乱なし

スポニチアネックス / 2025年1月27日 19時4分

<フジテレビ会見>大勢の報道陣が質問のために手を挙げる  

 元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルを巡る一連の対応が批判され、経営の根幹が揺らぐフジテレビは27日、東京・台場の同局で2度目となる記者会見を行った。会見は午後4時開始から3時間が過ぎた現在でも行われており、質問への回答がはっきりせず「プライバシーの観点から…」の説明の連続に怒号やヤジが飛んだ。

 同局は一連の問題を受け、17日に港浩一社長が出席して会見を開いたが、メディアを限定したり動画撮影を禁じたりと、多くの制限を設けた。これにスポンサー企業などから批判の声が殺到。CM出稿の差し止めなどが相次いでいる。批判を受けて同局はこの日午後4時から、あらためて会見を開催。ネット媒体記者も参加し、動画撮影も可能になり400人以上が集まった。質疑応答部分の放送は各局、映像メディアに10分ディレーでの放送を要請。ディレーの理由について同局は、被害女性らのプライバシー侵害の恐れを理由に挙げていた。

 質疑応答スタート直後、一部報道で名前が上がっている関係者の個人名を口にした質問者に「すみません。プライバシーの観点からぜひご配慮お願いします」とお願いする場面も。関係者名は放送ではカットされている。記者が「上役のアナウンサー」と言い直して質問しようとすると、「すみません、それも個人を特定するような質問になっているのでお控えください」と再度注意された。記者は「質問できないよっ!質問できないじゃないかっ!冗談じゃないよ!」と怒りをあらわにした。

 その後も、何度も質問者の問いに司会を務めた執行役員広報局長の上野陽一氏から何度も「プライバシーの観点からご配慮を…」とカットインが入り、港社長ら登壇者からも「プライバシーの観点からお答えできない」「回答を控える」という返答が多く見られた。

 多くのメディアが集結する中、会見は2時間半が経過。それでも多くの質問者が挙手している状況で、再び「プライバシーの観点から…」と質問を遮る場面があり、再び会場から複数人が怒りの声を上げヤジが飛んだ。そこで上野広報局長が改めて「今回の会見はそれ(被害女性のプライバシーを守ること)が大きなことですので」と理解を求めた。「プライバシーの観点…」以外にも、数人がヤジを飛ばす場面が何度かあったが、開始から3時間を迎えようとする中で質疑応答が続き、多くのメディアが質問する機会を挙手をして待っている。

 また、配信に関しては会場内でユーチューバーの「煉獄コロアキ」がTikTokで生配信。会場にいるスタッフから注意を受けたが、「プライバシー保護のため10分遅れの放送や配信」のルールを守らず生配信を続け強制退出させられた事象があったが、大きな混乱は起こっていない。

 会見冒頭では嘉納会長、港社長がそれぞれ謝罪し、辞任を発表。その後、中居氏の一連の問題・報道に対して上野広報局長が説明した後に質疑応答がスタート。中居氏の問題だけでなく、大リーグ・ドジャースの大谷が購入した自宅に対する報道や、グループとして抱える営業やイベントに対する影響など内容は多岐に渡っている。

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