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豊昇龍「生活でも土俵の上でも…」 第74代横綱誕生へ 横審が全会一致で推薦

スポニチアネックス / 2025年1月27日 21時46分

取材に応じる豊昇龍(撮影・西海健太郎)

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は27日、東京・両国国技館で会議を開き、初場所で2度目の優勝を飾った大関・豊昇龍(25=立浪部屋)を全会一致で横綱に推薦した。相撲協会は29日に春場所番付編成会議の臨時理事会で正式に昇進を決定し、伝達式が行われる。

 東京都台東区の立浪部屋で取材に応じた豊昇龍は「ワクワクしていて気付いたら疲れて寝ていた」と、ほおを緩めた。モンゴル出身の横綱は、宮城野親方(元横綱・白鵬)や初場所中に引退した照ノ富士ら6人目。「誰かのことをまねするとかじゃなく、これが僕なんだというものを見せたい」と力強く語った。

 今場所は9日目までに平幕3人に敗れたもの、金峰山、王鵬との優勝決定巴戦を制した。23年の名古屋場所以来9場所ぶり、大関昇進後は初の優勝。第74代横綱となる25歳は「入門したときから、てっぺんを目指す気持ちでやってきた。てっぺんより、もっと上のてっぺんを目指していきたい」と話した。

 叔父の第68代横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏と並ぶ最高位。「生活でも土俵の上でも、新しい自分を出したい。人の2倍、3倍と稽古して、地位をしっかり守っていきたいなと思う」と見据えた。

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