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フジ2度目会見は6時間超え…19年“闇営業問題”で開いた吉本・岡本社長のロング会見超える異例の長さ

スポニチアネックス / 2025年1月27日 22時6分

<フジテレビ会見>会見に臨む港社長

 元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルを巡る一連の対応が批判され、経営の根幹が揺らぐフジテレビは27日、東京・台場の同局で2度目となる記者会見を行った。午後4時に始まった会見は、6時間を超えた。

 正式な休憩はないまま5時間以上にわたり経営陣の謝罪から質疑応答を行った2度目の会見。6時間を超えようかという午後10時前にトイレ休憩がアナウンスされた。トイレには長蛇の列ができ、質問者の表情にも疲労の色がにじみ出た。会見はまだ続く。

 近年に行われた主な“ロング会見”は、2019年7月22日に吉本興業の岡本昭彦社長が所属タレントの闇営業問題や騒動について開いた5時間半(休憩10分挟む)、2023年9月7日にジャニー喜多川氏の性加害問題を巡る東山紀之新社長(当時)、藤島ジュリー景子社長らが開いた4時間12分がある。2023年12月4日に日大アメフト部の大麻に関すして林真理子理事長らが出席した会見は2時間45分だった。

 同局は一連の問題を受け、17日に港浩一社長が出席して会見を開いたが、メディアを限定したり動画撮影を禁じたりと、多くの制限を設けた。これにスポンサー企業などから批判の声が殺到。CM出稿の差し止めなどが相次いでいる。批判を受けて同局はこの日午後4時から、あらためて会見を開催。ネット媒体記者も参加し、動画撮影も可能になり400人以上が集まった。質疑応答部分の放送は各局、映像メディアに10分ディレーでの放送を要請。ディレーの理由について同局は、被害女性らのプライバシー侵害の恐れを理由に挙げていた。

 長い会見の途中にはハプニングもあった。会場内でユーチューバーの「煉獄コロアキ」がTikTokで生配信。会場にいるスタッフから注意を受けたが、「プライバシー保護のため10分遅れの放送や配信」のルールを守らず生配信を続け強制退出させられた。

 さらに4時間を超えたあたりから「中居氏と被害女性の間の同意の有無」について紛糾。遠藤副会長が「踏み込んだ発言」をした後に訂正する場面に一部の質問者から抗議の声が上がり、「2人のプライバシーの関係から話すことができない。お答えできない」というフジ側と「今日の会見で一番大事なところ。また逃げるのか」などと声を荒らげる質問者との押し問答が30分以上続いた。

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