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日本ハム石川 今年初のブルペン投球 巻き返し誓う11年目へ、フォーム改造にも手応え

スポニチアネックス / 2025年1月28日 6時2分

ブルペン投球を行う日本ハム・石川

 日本ハム・石川直也投手(28)が27日、2軍本拠の千葉・鎌ケ谷で自主トレを行い、今年初のブルペン投球を実施した。変化球を交えて27球を投じ、順調な調整ぶりをアピール。18年に19セーブをマークした右腕だが、昨季は1軍登板なし。巻き返しを誓う11年目の今季に向け、取り組んできたフォーム改造にも手応えを得た。

 力強く、左足を踏み込んで投じた。石川は、今オフのテーマは投球時に打者方向に体を動かす「並進運動」のスピードアップに据えた。今年初の捕手を座らせたブルペン投球で、その効果が表れた。

 「どの球種も変な感じはなかった。腕を振るというよりも、捕手、打者に向かっていくイメージにしたら、真っすぐ速く移動できている感じがする」

 自身の課題は球速だった。150キロ超の速球が武器の右腕だが、20年に側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた影響で、おととしは平均球速が140キロ前半まで落ちた。昨季の平均球速は148キロほどまで戻ったが、さらなる球速アップの鍵として着目したのが並進運動だった。

 動作解析を行い「“並進の移動がちょっと遅い”とアナリストとも話した。それが速くなれば球速も上がるんじゃないかと思った。実際に17~19年を見ると意識はしていなかったけど、移動は速かった」と説明。メディシンボールを使ったトレーニングなどで体力強化を図った。

 副産物も手にした。並進運動を速くするように意識することで、リリースポイントもこれまでよりも前になり「この投げ方にして変化球も良くなった」とスライダーやフォークといった変化球の切れも増した。春季キャンプは沖縄・国頭の2軍スタートとなったが、初実戦は2月上旬の紅白戦になる可能性があり「あまり焦らず、しっかりと(体を)つくっていきたい」と石川。自分のペースで前に進み、今季こそ復活を遂げてみせる。(田中 健人)

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