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巨人4位・石田充冴投手  1メートル92の「朗希ボディー」で朗希超え目指す最速149キロ右腕

スポニチアネックス / 2025年1月28日 6時2分

新人合同自主トレでキャッチボールをする石田充(撮影・光山 貴大)

 【目指せ!イチロー&由伸 24年ドラフト下位指名】朗希ボディーでエースまで成り上がる。巨人のドラフト4位・石田充冴(じゅうざ)投手(18=北星学園大付)は、ドジャースへの入団が決まった佐々木朗希投手(23)と同じ身長1メートル92で最速149キロの大型右腕。憧れでもある「令和の怪物」級の剛腕になることを目標に、まずは高卒1年目での1軍デビューを目指す。

 プロ入りを決めても、まだ満足はしていない。巨人のエースを夢見る石田充は、自らのペースを貫きその階段を上っている。身長1メートル92、87キロ。将来性抜群の大型右腕は「佐々木朗希投手にはなれないが、また違った武器を持っていつか追いつける存在になりたい」と、日本を代表する投手となることを宣言した。

 高校最後の夏は左足首を捻挫した影響もあって、札幌支部代表決定戦で敗退。不完全燃焼に終わったが、その潜在能力が評価され目標のプロの世界へ飛び込んだ。

 目指す姿はドジャースの佐々木だ。中学時代にテレビで見ると「こんなピッチャーは今まで見たことがなかったという衝撃があって」と一瞬で憧れの存在に。少しでも近づこうとあらゆることを調べると「開脚が180度も開きますよね」と知った。当時、自身は90度しか開かなかったがストレッチを日課にしたことで今では「150から160度は開くようになりました」と胸を張る。

 体重は現在、佐々木よりも5キロ軽いが、入団時を比べれば石田充の方が2キロ重い。今後の取り組み次第では十分に同じような体つきになることは可能で、食事から肉体改造に取り組んでいる。1カ月で1キロ増を目標に、栄養士の協力も得ながら食事内容には気を配り「自分のベストがどれくらいなのか、感覚的に確かめながら増やしていきたい」と今後を見据えた。

 プロ仕様の青色のグラブの内側には「化」と刺しゅうで入れた。「自分的にも周りからも化けたなと、そういう圧倒できるピッチャーになりたい」。左脚を高々と上げる姿は本家そっくり。同じ一流の投手へ変貌するまで、努力は怠らない。まずは令和の怪物でも成し遂げられなかった高卒1年目での1軍デビューを目標に、アピールを続ける(村井 樹)

 【名前の由来は「北斗の拳」のキャラクター】「充冴」と書いて「じゅうざ」と読む。名前の由来は人気漫画「北斗の拳」に登場する「雲のジュウザ」が由来だ。メジャー傘下マイナーリーグでプレー経験を持つ父・威仁さんが、強敵に果敢に挑む姿を息子に重ねて名付けた。

 名前の通り、マウンド上では強気な投球が持ち味だが優しい一面もある。入寮の際には亡き愛犬「矢吹」との写真を持ち込んだ。こちらは人気ボクシング漫画「あしたのジョー」の主人公でもある矢吹丈が由来。石田充が名付け、毎日のように散歩を共にしており「友達のような存在だった」。中2の時に死んでしまったが、プロでもともに戦って勝利をつかむことを夢見る。「凄く大好きだったので一緒に頑張っていけたら」と共闘を誓った。

 ◇石田 充冴(いしだ・じゅうざ)2006年(平18)7月21日生まれ、北海道旭川市出身の18歳。旭川啓明小1年で野球を始め、旭川緑が丘中時代は旭川北稜シニアでプレー。北星学園大付(北海道)では1年秋の支部予選で初ベンチ入りし、2年秋から背番号1。1メートル92、87キロ。右投げ右打ち。

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