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DeNA復帰のバウアー「投手として最高の状態」3・28開幕投手も浮上 23年は中日に負けなしのキラー

スポニチアネックス / 2025年1月28日 5時31分

<DeNA2025初春の集い>バウアー入団を発表する三浦監督(撮影・島崎 忠彦)

 DeNAは27日、トレバー・バウアー投手(34)の2年ぶり復帰を発表した。単年の契約総額9億円規模(年俸・出来高払いを含む)で合意し、背番号は前回と同じ「96」。横浜市内で開催された「横浜DeNAベイスターズ2025初春の集い」では沢村賞獲得など決意表明の映像メッセージが届いた。三浦大輔監督(51)は3月28日の中日戦で開幕投手を任せる可能性を認めるなど大きな期待を寄せた。

 イベント終盤にサプライズが待っていた。スクリーンに登場したバウアーが「再びベイスターズでプレーすることを伝えられて本当にうれしい」と自ら2年ぶりの復帰を発表し、約1000人のファンを集めた会場を沸かせた。

 20年サイ・ヤング賞の実績を引っ提げて加入した23年は19試合で10勝4敗、防御率2・76。「全てを出し切ることができなかった気がする。最善を尽くしたけどケガをしてしまった。優勝することもできなかった」と振り返り、「その全てを変えたい」と誓った。

 メキシカンリーグでプレーした昨季も10勝を挙げるなど健在。「一番の選手になれるように、ずっとトレーニングしてきた。絶好調で、投手として、これまでで最高の状態だ」と豪語し、「沢村賞とサイ・ヤング賞を獲ることは本当に意味があること。野球人生で最高の栄誉だと思っている。それを成し遂げたい」と目標を定めた。

 球団が継続してきた交渉が実り、春季キャンプ前に再加入が決定。合流時期は未定でも三浦監督は「凄く楽しみにしている」と大歓迎し、5月デビューだった2年前と違い「1年間フルで回転してくれることを期待している」と開幕からのフル参戦を見込んだ。3月28日に本拠地で迎える開幕戦は中日との激突。23年のバウアーは5戦3勝、防御率1・59でセ・リーグ球団別では最も中日に相性が良く「ゼロではない」と開幕投手での再デビューにも含みを持たせた。

 中4日の登板を平然とこなし、マウンドでは闘志満々。バウアーが持つ波及効果は計り知れない。「横浜スタジアムでみんなに会えるのが待ち切れない。ファンのために優勝を勝ち取る。またすぐに会いましょう」。27年ぶりのリーグ優勝と日本一連覇へ、ピースは埋まった。 (小林 伊織)

 ▽23年のバウアー 3月14日に入団発表。同23日に来日し、2軍調整を経て5月3日の広島戦でデビュー。7回1失点で来日初勝利を挙げた。6月は4戦4勝で月間MVP。7月のオールスターにはプラスワン投票で出場した。8月25日の中日戦で10勝に到達し、8月は再び月間MVP。同30日の阪神戦で右足を負傷し、9月1日に登録外。以降は登板がなく、広島とのCSファーストSは2連敗で敗退し、復帰を予定した第3戦は回ってこなかった。

 ◇トレバー・バウアー 1991年1月17日生まれ、米カリフォルニア州出身の34歳。カリフォルニア大ロサンゼルス校から11年ドラフト1巡目(全体3番目)でダイヤモンドバックス入り。12年オフにインディアンス(現ガーディアンズ)に移籍し、15年から5年連続2桁勝利。レッズ時代の20年にサイ・ヤング賞。21年にドジャース移籍。23年1月に契約解除され、同3月にDeNAと1年総額4億円で契約。24年はメキシカンリーグのメキシコシティー・レッドデビルズに所属して年間最優秀投手賞。1メートル85、92キロ。右投げ右打ち。

【新スローガン「横浜奪首」新ユニも発表】

 三浦監督がイベント内で新スローガン「横浜奪首」を発表し、「首位を奪い取る。昨年できなかったリーグ優勝を獲りにいく。そして開幕からスタートダッシュを決めるという意味でも、1年間通して、このスローガンのもと戦っていきます」と熱く意気込んだ。従来のブルーラインにリーグ優勝と日本一への「誘導灯」としてイエローラインを新たに加えた新ユニホームも発表。「最初は“えっ”と思いました。でも、コンセプトを聞くと、なるほど」と印象を語った。

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