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松坂大輔氏 ナショナルズ移籍の前中日・小笠原にエール 「タフさ」武器にメジャーで投げ抜け!

スポニチアネックス / 2025年1月28日 5時31分

18年3月、並んでキャッチボールを行う中日・松坂(左)と小笠原

【平成の怪物が行く 松坂大輔の探球】 本紙評論家・松坂大輔氏(44)による月1回のコラム「松坂大輔の探球」。連載4年目を迎えた25年1月編は、ナショナルズと2年契約を結んだ小笠原慎之介投手(27)について。松坂氏は18、19年に中日で一緒にプレー。本人から移籍決定の際に連絡をもらったといい、心身ともに併せ持つ「タフさ」を武器に新天地での活躍を期待した。

 「決まりました!」。慎之介から連絡をもらった時、すぐに彼の明るい笑顔が思い浮かびました。自分は「おめでとう。スプリングトレーニングで取材に行くよ」と返事を送りました。背番号は自分が西武で引退した時と同じ「16」。フロリダのキャンプで会うのが本当に楽しみです。

 ナ・リーグ東地区のナショナルズ。日本のファンには少しなじみの薄いチームかもしれません。19年に世界一に輝いた後は低迷していて、先発投手陣も駒不足の印象。慎之介も環境が変わる中で2、3月をケガなく過ごせば、開幕ローテーションに入ってくると思います。直球が特別速いわけではないので、配球とコントロールが大事になりますね。昨季は同じ日本人左腕のカブス・今永投手が1年目で15勝。慎之介への期待も大きいはずです。

 異国でのプレー、生活…。スムーズにいかないことはたくさんあります。それでも明るい性格の彼は、どんな状況も受け入れ「なんとかなるさ!」と楽しんでしまうタイプ。そんなメンタル面だけでなく、肉体面もタフな男です。若い頃に肩、肘などの故障に苦しみましたが、それを克服した21年からは4年連続で規定投球回に到達。ナ軍も慎之介に長いイニングを投げることを期待しているでしょう。

 中日で一緒にプレーしたのは18、19年。当時から「いつかアメリカに行けるような投手になりたい」と言っていて、自分も知っている範囲で大リーグの話などを彼にしました。その後、オフに米国でトレーニングをするようになりましたが、大リーグに行く、行かないとは関係なしに、とにかく研究熱心、練習熱心な投手です。

 これで、このオフの日本人選手の移籍先、所属球団が全て決まりました。過去には西海岸のチームが多かったですが、今年は慎之介のワシントンに菅野投手がボルティモア、そして青柳投手がフィラデルフィアと東海岸。自分も東海岸のボストンに住んでいるので球場にも足を運びやすいし、試合を見に行く機会も増えると思います。楽しみな一年が、また始まります。

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