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【筑後鷹】育成2年目・宮里優吾 「尾形塾」で目指す進化 師匠から学び、今季中の2ケタ背番号勝ち取る

スポニチアネックス / 2025年1月28日 5時2分

今季支配下昇格を目指すソフトバンク・宮里(撮影・岡田 丈靖)

 ソフトバンクの大卒育成2年目、宮里優吾投手(23)が「尾形塾」で充実の日々を送っている。尾形崇斗投手(25)に弟子入りし、筑後ファーム施設で自主トレ中。昨季ウエスタン・リーグで17試合に登板した右腕は、今季2軍で圧倒的な成績を残すことが目標だ。入団3年目に育成から支配下に昇格した“師匠”よりも早く2桁背番号をつかみ取りにいく。

 朝の日差しがまぶしい午前8時。筑後ファーム施設の室内にあるウエートルームに選手の姿はない。そこで宮里と尾形の自主トレが始まる。約2時間、筋力トレーニングで体を動かす。「誰もやっていない時に早くからやっているのは結構いい感じです」。“早起きは三文の徳”を実感しながら1月を過ごしている。

 先輩の剛球に憧れていた。数年前に尾形がSNSにアップした投球動画を見て「真っすぐの質とか、画面越しでも凄くて。パワフルさがある」と最速157キロ右腕に目を奪われた。“師匠”は昨季レギュラーシーズンで12試合に登板し、ポストシーズンでも5試合に登板。小久保監督から今季の勝利の方程式の候補として期待されている。弟子入りにあたっては「きつい練習内容になる」と予告されたが、「自分も勝負の年なので」と覚悟を決めて臨んだ。

 尾形について「めっちゃ知識がある」と野球マニアだと語る。キャッチボールから独特だ。軸となる右足を屈伸した状態、左足をブラブラ揺らしながら踏み出して投げることもある。工夫してさまざまな体の部位を鍛えている。トレーニングの意味を聞いて、気になることがあればメモをする。「みんながやってないようなことを専門的に突き詰めてやっている。いい刺激というか、投げている感じも身になっている」と手応えは上々だ。

 1年目から支配下を掲げた昨年は155キロの直球とフォークを武器に2軍で17試合に登板し、2勝1敗1セーブ、防御率4・86だった。抑えを務める時期もあるなど、首脳陣の期待は高い。2年目に向けて「結果にこだわっていきたい。2軍で圧倒的な成績を残すこと」と一点だけを見つめている。

 尾形は17年育成ドラフト1位で入団し、3年目に支配下昇格をつかんだ。師匠より早く切符をつかめるか。いずれ2人で1軍のブルペン陣を支える日が実現すれば、これ以上ない恩返しになる。 (杉浦 友樹)

 ◇宮里 優吾(みやさと・ゆうわ)2001年(平13)9月27日生まれ、東京都出身の23歳。小1から野球を始め、岩倉では甲子園出場なし。東農大に進学し、23年育成ドラフト2位でソフトバンクに入団。大学では元巨人のデラロサに似ていることから「デラさん」と呼ばれた。1メートル80、89キロ。右投げ右打ち。背番号126。

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