フジ港社長 2度目の会見の“評価”求められ「答えれる範囲で精いっぱいの説明責任を果たしてきたつもり」

＜フジテレビ会見＞会見に臨んだ港社長は終始厳しい表情を見せた

　元タレント中居正広氏（52）の女性トラブルを巡る一連の対応が批判され、経営の根幹が揺らぐフジテレビは27日、東京・台場の同局で2度目となる記者会見を行った。午後4時に始まった会見は8時間を超え日付をまたぐ異例の長さとなった。

　会見には嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、港社長、28日付で社長に就任する清水賢治専務のほか、親会社のフジ・メディア・ホールディングス金光修社長が出席。会見開始前には、27日付で港社長、嘉納会長が辞任すると発表された。謝罪後に清水新社長が登壇し「ゼロからのスタート」とあいさつした。

　深夜12時半頃にこの会見が成功か失敗かを聞かれると、遠藤氏は「失敗か成功は皆さんがご判断なさることだと思いますけれども、私共はたくさんのご質問いただきました。嘘偽りなくお答えしたとは思ってます」と回答。港氏も「私も皆さんがご判断することだと思います」と口をそろえた。

　嘉納氏は「そういうに思ってご説明をしてきたつもりでございます」とし、金光氏は「できうる限りの説明をしてやっていたつもりですけれども、やはりこんなに長くなるということに関しては当方反省しなければいけないこともあるという風に思っています」と反省の言葉を口にした。清水氏は「失敗か成功かを判断するのは我々の方ではない。できる限り果たしていくことが我々の責務だと思ってやっております」と話した。

　さらに同局の社員に胸を張って説明したと言い切れるかを追求されると、港氏は「答えれる範囲で精いっぱいの説明責任を果たしてきたつもりです」と語った。