【コスプレ図鑑】再現度高すぎて”萎えるぜ”！tacto『ダンダダン』オカルン ほとばしる躍動感

【画像・写真1枚目】【コスプレ図鑑】再現度高すぎて”萎えるぜ”！tacto『ダンダダン』オカルン　ほとばしる躍動感（撮影・K-PHOTO）

　コスプレイヤーtactoさん（@tacto_0）が人気作品『ダンダダン』のオカルン(変身後)のコスプレ写真をSNSに公開した。

　黒く長い学ラン。大きく裂けた口。ターボババアの力で変身したオカルンの姿がそこにある。tactoさんは、作品からこの瞬間に飛び出してきたかのような迫真のポーズを決めている。

　『ダンダダン』オカルンの特徴を見事に捉えたコスプレ。撮影はK-PHOTO氏（@Photo_Saga_T）が北九州のイベント、KPFで行った。作品が公開されると、SNSのフォロワーからは「凄いとしか言えない」「めっちゃくちゃかっこいい」「クオリティすごっ…！」といった称賛の声が寄せられた。

　ウィッグ、衣装、メイクに至るまで、細部へのこだわりが光るコスプレだ。tactoさんが解説する。

　「ダンダダンは漫画の1話から話題に上がっていて、それで読み始めました。オカルンがターボババアの力を使って変身したときは『めっちゃカッコイイっ！！』てなってすぐコスプレ欲が湧きました(あまりキャラ数やっていない自分にとっては珍しい)。それからもずっとダンダダンにはハマっていて、泣けて笑えて興奮してと飽きない素晴らしい漫画だと思います。

　オカルンの今回こだわったところですが、たくさんあります。

　ウィッグはシペラスさんのレースウィッグ(前髪の生え際が自然なやつ)のシルバーを使用し、現実味ある感じが自分は好きなためアイロンでカールしたあと毛束は細めに作ってクラッセさんの『オニガタメ』でガチガチに固めました。赤のラインは油性ペンで塗ってます。

　衣装は安いコスプレ用の学ラン(長ラン)を購入し、上着の下の部分をアニメのオカルンのような形にザクザク切ります。今回手こずったのはこの黒の学ランに赤の色をのせることでした。黒だからなかなか色がのらない、、、スプレーで試しましたがかなり薄かったので布用の絵の具を使ってみるといい感じに発色しました。その代わり布はパリパリゴワゴワになります。ただ、今回はハリガネを仕込んで動きを出すつもりだったので、パリパリゴワゴワでも逆に良かったくらいでした。

　爪は漫画で見ると黒なのですが、アニメではグレーっぽくてどうするか悩みました。一応今回はアニメに寄せることにし、グレーにしています。

　そしてオカルン(変身)の最大の特徴とも言える口の部分。実は2～3年前にもこのコスプレはしていて、その時作ったものをそのまま使用しています。100均のジョイントマットとつけ爪で作りました。こういうのは大きさや形のバランスがかなり重要なため、作り直しもしました(それでも一回のやり直しで済んでよかった)。

　メイクはかなり濃いめにして迫力を出しています。

　写真は北九州のイベント、KPFにてK-PHOTOさんに撮影していただきました。丁寧にどういう画が欲しいのかを聞いてくれて、私が納得するまで付き合ってもらえました。画質はいいし現像は丁寧にしてもらえて人柄も良い。素晴らしいカメラマンです。

　ダンダダンは作画の躍動感が一つの売りだと（私が勝手に）思っていますので、この写真は漫画やアニメほどでないにしてもコスプレとして良い表現ができたと自画自賛できる納得の1枚です」

　あふれ出す躍動感。作品の爆発的な勢いがダイレクトに伝わる快作。けだるそうに「萎えるぜ」とぼやくオカルンの口癖が今にも聞こえてきそうだ。作品への深い愛情とこだわりが凝縮された一枚。tactoさんのこれからのコスプレからも目が離せない。

（コスプレ図鑑取材班）