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フジ会見で露呈した調査能力不足 弁護士が苦言「事実を把握することが、この規模の会社でもできてない」

スポニチアネックス / 2025年1月28日 15時27分

<フジテレビ会見>大勢の報道陣が質問のために手を挙げる  

 弁護士の菊地幸夫氏が28日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、27日に開かれたフジテレビの記者会見を受けて、自身の見解を語った。

 元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルに社員が関与したと報じられている問題などについて、同局は2度目の会見を開催。10時間を超える長丁場の会見では、同日付で辞任した港浩一前社長らが出席し、経営陣の責任を認め謝罪した。また会見前には港浩一氏が社長を、嘉納修治氏が会長を、それぞれ辞任。清水賢治氏が新社長に就任する人事を発表した。

 今後の調査は、同局とは独立した第三者委員会に委ねられる。菊地氏は「第三者委員会が調べてもプライバシー、個人情報なり、秘匿すべきところの発表は伏せられると思う。どれだけこの事案が、明らかになるか限界がある」と、プライバシーが保護された状態でどこまで全容が解明されるかに注目した。

 一方で、ここまでの同局の調査度合いには疑問を呈した。「フジテレビ自体が中居さんにもヒアリングをしていないと言いますし、どこまでその事案を把握していたのか。危機的な事案が発生した時には、まず事実調査ですよね。客観的な公正な立場の人間がしっかりやるのが、大前提ですからね」と指摘。「事実がはっきりしていない、当事者からもはっきりヒアリングができていないという状況で、“誰かのプライバシーを守らないと”、“これをやると、この人を引っ込めちゃうと数字が落っこちちゃうんじゃないか”、“これは経営的に”…って、いろいろごちゃごちゃ考えたって、まともな結論になるわけはない」と続けた。

 あらためて、「事実を把握するというこということが、この規模の会社でもちゃんとできていない。こういうケースでですね」と失望感を口に。「最近の日本の株式市場も、株が高くなっている。外資が日本の企業のガバナンスなどがずいぶん改善されてきたので、投資するに値する会社が増えたんだなんて説もあるけど、いやいやいやいや、まだまだだなという感想が強いです」と苦言を呈していた。

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