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河西邦剛弁護士 日枝氏の会見欠席の理由に「会社側の理論で法律的に違和感」フジの再生遠のくばかり

スポニチアネックス / 2025年1月28日 16時21分

<フジテレビ会見>会見を終え退場する港氏(右から2人目)ら(撮影・三島 英忠)

 芸能関係の法律に詳しい河西邦剛弁護士が28日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜後1・50)に出演し、10時間を超えるフジテレビの会見にフジサンケイグループ代表でフジテレビ取締役相談役の日枝久氏(87)が「業務執行していない取締役」という理由で欠席したことを「法律的に違和感がある」と述べた。

 フジテレビの労働組合も切に希望した日枝氏の会見出席。要望書の一番最初の一番上に書かれていたという。その望みは結局満たされることはなく、河西弁護士は「結局、出席した取締役は説得できなかったんだと思う」と想像した。

 これは会社のコーポレートガバナンスにおいて「非常に問題になる可能性がある」とも指摘。「会社経営というのは人権侵害が起きないように、ルールや法律に則って行う。しかし、トップにある会長や社長にある立場にある人に影響力があるという人がいるという状態になっている。各スポンサー企業はこのガバナンスできちんとした会社経営ができているのか、と改めて疑問に思う。そのためにも日枝氏の出席が大きな関心事項だったのですが…」と、河西弁護士はフジ再生の機会を逃したと感じている。

 出席した取締役の5人は「日枝氏に代表権がない、業務の執行をしているわけではない」という説明を何度も何度も繰り返したが、河西弁護士は「法律的に言うと若干の違和感がある」と語った。当然ながら、企業には業務をしない取締役もいるが「そういう取締役も他の取締役を監督しなければいけないという義務がある」と会社法による定義を紹介。そのため「港社長の最初の会見や、中居氏の番組継続について監督したのか?会社法的にも監督責任が生じている」と、会見に出席しない理由にはならないことを指摘した。そのうえで「会社側が言っていることは会社側の理論であって、スポンサー企業や一般社会の考えと、フジの考えには溝や乖離があることを感じた」と厳しい意見を述べた。

 一方で、フジテレビ労働組合の思いについても語った。「誰も日枝さんにもの申せないというところは労組も肌で感じているのでは。だから自分たちの代わりに、経営者陣の代わりに、記者に質問してもらいたい、そういう気持ちがあったのではないでしょうか」。

 再生アピールの絶好のチャンスを失ったフジテレビ。混迷はなおも続きそうだ。

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