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「経済アナリスト」は森永卓郎さんのために用意された肩書 地方局の若手ディレクターが“命名”秘話

スポニチアネックス / 2025年1月28日 22時57分

森永卓郎氏

 がんで闘病中だった経済アナリストの森永卓郎(もりなが・たくろう)さんが28日、原発不明がんのため午後1時33分に自宅で死去したことが分かった。67歳。東京都出身。経済情報をユーモアを交えて発信してきた森永さんは、“アナリスト”の先駆者だった。

 親しみやすいキャラクターで、「モリタク」の愛称でお茶の間に愛された森永さん。多数のテレビやラジオに出演し、経済情報を分かりやすく、時に大胆に解説してきた。

 森永さんが放送メディアに出演するようになったのは、1990年代後半頃。地方局の番組に解説で出演した際に、若手のディレクターが「肩書どうしましょうか?」と相談した。森永さんが「なんでもいいよ」と答えたところ、ディレクターは「経済アナリストはどうですか?」と提案した。アナリストは分析家、評論家という意味の言葉。当時は今ほど一般的な言葉ではなかった。森永氏は若手ディレクターに提案された経済アナリストという肩書を気に入り、それ以来使い続けてきた。

 現在、経済アナリストや政治アナリストなどの肩書を持つコメンテーターが多数メディアに出演しているが、森永さんはアナリストの先駆けとしてメディアで活躍した。

 1957年生まれの森永さんは80年に東大卒業後、日本専売公社(現JT)に入社。経済企画庁、UFJ総合研究所などを経て経済アナリストとして独立し、獨協大経済学部教授も務めていた。ミニカーなどの収集家としても有名だった。2016年には「RIZAP」で約20キロのダイエットに成功し話題を集めた。著書に「年収300万円時代を生き抜く経済学」「年収120万円時代」「年収崩壊」「ザイム真理教」「こんなニッポンに誰がした」など多数。

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