森永卓郎さん死去 泉房穂氏、2月にラジオ特番で共演予定だった「ただ、ご冥福を祈るばかりだ」

森永卓郎氏

　がんで闘病中だった経済アナリストの森永卓郎さんが28日午後1時33分、原発不明がんのため自宅で死去したと、マネジメント事務所がこの日、発表した。67歳。東京都出身。葬儀は近親者のみの家族葬で執り行う。

　森永さんの訃報を受け、前兵庫県明石市長の泉房穂氏（61）がこの日、自身のX（旧ツイッター）を更新した。来月8日には、ニッポン放送の特番で共演する予定だったという。「来週もお会いする予定だった。2月8日（土）の特別番組（『森永卓郎と泉房穂の情熱ラジオ！フルスイング！』）も楽しみにしていた」と打ち明けた。

　森永さんは27日、同局「垣花正　あなたとハッピー！」にリモート出演し、急激な体調悪化を告白。28日に出演予定だった同番組と、文化放送「大竹まこと　ゴールデンラジオ！」をともに欠席していた。泉氏は「病状が悪化しているとは伺っていたが、『まさか、こんな急に』とは思ってもいなかった。訃報にふれ、言葉もない。ただ、ご冥福を祈るばかりだ」と、哀悼の意をささげた。

　森永さんは一昨年12月、ステージ4の膵臓（すいぞう）がんと診断された。その後も体調の乱高下を繰り返しながら、番組出演を継続。今月27日には痛みを押して文化放送「大竹まこと　ゴールデンラジオ！」にリモート出演した。「阿佐ヶ谷姉妹」とともに、大好きな歌を歌ったが、これが生前最後の番組出演となった。