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豊昇龍 出羽海一門が代々継承 叔父・朝青龍とも同じ「雲龍型」で“双葉山の道”目指す

スポニチアネックス / 2025年1月29日 5時2分

横綱昇進伝達式を翌日に控え取材に応じる豊昇龍(撮影・郡司 修)

 大相撲で横綱昇進を確定させた大関・豊昇龍(25=立浪部屋)が叔父の朝青龍と同じ「雲龍型」で横綱土俵入りをすることが28日、分かった。立浪部屋が所属する出羽海一門が代々継承している型で、双葉山や稀勢の里らも選んだ攻守兼ね備える型。31日に明治神宮奉納土俵入りで初披露する。日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議と臨時理事会を開き、豊昇龍の横綱昇進を正式決定する。

 日本相撲協会の関係者によると、豊昇龍は2つある横綱土俵入りの型のうち、「雲龍型」を選択した。31日に予定されている明治神宮での土俵入りに向け準備を進めているという。立浪部屋は18年から出羽海一門に所属。同一門はこれまで栃錦、佐田の山、北の湖、三重ノ海、武蔵丸ら代々雲龍型を継承しており、その「流れ」を受け継いだ形だ。

 立浪部屋出身で不滅の69連勝の記録を持つ双葉山や叔父の朝青龍、稀勢の里らも選んでいる。以前は相手に合わせる相撲が多かった豊昇龍はここ数場所で前に出る積極性が出たことが昇進の要因にもなった。雲龍型のイメージにふさわしい攻守にバランスの取れた横綱を体現している。豊昇龍は「小さいときから(叔父の姿は)よく見てきた」と話しており、全身から闘争心が湧き出るような朝青龍の雲龍型を頭の中にインプットしているかもしれない。脇を固める露払い、太刀持ちに関しては、師匠の立浪親方(元小結・旭豊)が「1人は(兄弟子の)明生。もう1人は探さないといけないね」と話した。新しい綱をつくる30日の「綱打ち」後、同じ出羽海一門で雲龍型だった武蔵川親方(元横綱・武蔵丸)の指導を受ける。明治神宮奉納土俵入りでは、同親方の三つぞろいの化粧まわしを使用する方向で調整している。

 昇進伝達式を翌日に控えたこの日、豊昇龍は東京都台東区の立浪部屋で取材に応じ、注目の口上については「練習?してない」と苦笑いを浮かべ「(文言は)明日楽しみに待っててください」と明言を避けた。大関昇進の口上には「気魄一閃(きはくいっせん)」を入れており、今回も前回に倣って四字熟語を使うことが予想される。相撲協会100周年の節目に誕生した新横綱。「わくわくしてきた」と25歳の若者らしく晴れの舞台を楽しんでいるようだ。

 ▽横綱土俵入りの型 第10代横綱・雲龍久吉のスタイルを踏襲する雲龍型と、第22代太刀山峰右衛門の型を踏襲したと言われる不知火型の2つ。主な相違点は2つ。せり上がるときに不知火型は両手を斜め前方へ広げる「攻め」を表し、雲龍型は右は前方に押し出すが、左は脇腹近くにそえる「守り」も表している。綱の結び目は、雲龍型が1つに対し不知火型は2つ。

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