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小さな巨人 ド軍ベッツが小学生に与えた夢「体の大小は関係ない。自分を信じろ」

スポニチアネックス / 2025年1月29日 7時18分

子供たちとの野球教室で笑顔のベッツ

 体の大きい、小さいは野球には関係ない。そう思わせてくれた選手がいた。1月某日、都内の小学校で行われた経験の少ない児童が参加する野球教室に登場したのはドジャース・ベッツ。レッドソックス時代の18年にア・リーグMVPを獲得するなど、シルバースラッガー賞7度を誇るスーパースターだが、第一印象は小柄だなというものだった。

 ベッツの公表身長は1メートル75。MLBの平均身長が1メートル87、NPBの平均身長が約1メートル80と日本のプロ野球の平均も下回っている。グラウンドに現れた時も周りの日本人成人男性と背格好は変わらないのが印象的だった。幼少期には身体の小ささを理由に、リトルリーグの入団を拒否された事があったという。しかし、メジャーでは30本塁打を4度達成するなど、長打も打てるスター。なぜメジャーの舞台で活躍できるのか。

 イベント終盤には小学生から質問コーナーもあった。「MLBの中では小柄な方だが、どうしたら体が強くなるのか」という問いに対し、「いっぱい食べて、いっぱい寝ること。そして自分は体が小さいからその分ジムに行って体を鍛えている。大谷(ドジャース)やジャッジ(ヤンキース)と比べると身体が大きくないので、その分時間を使ってトレーニングしている」。

 活躍できる秘けつは極めて明快だった。小柄な体を言い訳するのではなく、人一倍努力を重ね、強じんな肉体を作り上げること。ベッツの回答に「自分でもメジャーで活躍できる」と勇気をもらった小学生も多かっただろう。最後には「男の子も女の子も、体の大小も関係ない。自分を信じること。そしてずっとポジティブでいること。それを叩き込んでおけば何があってもうまくいく」とエールを送った。

 参加した小学生だけでなく、私も心をつかまれた。それはベッツの人柄、努力して積み上げた成績があるからこその説得力。イベントに参加した小学生の中からメジャーリーガーが誕生することを期待し、取材できる日がくるのを楽しみにしている。(小林 伊織)

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