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元AERA編集長・浜田敬子氏 フジ“やり直し会見”に「糾弾の場でない」「記者の質問能力も問われる」

スポニチアネックス / 2025年1月29日 11時5分

テレビ朝日社屋

 元AERA編集長でフリージャーナリストの浜田敬子氏が29日、テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。27日に開かれたフジテレビの記者会見について私見を語った。

 元タレント中居正広氏の女性トラブルに関連して、同局は2度目の会見を開催。同日付で辞任した港浩一前社長らが出席し、経営陣の責任を認め謝罪した。また会見前には嘉納修治氏も会長を辞任すると発表。清水賢治氏が新社長に就任する人事を発表した。

 10時間にも及ぶ会見では質問者側の問題も露呈。質疑応答では、一部で報じられた関係者を実名で挙げて質問するなど、2次被害の可能性に無頓着な記者も。また、当事者間での問題の認識の違いをめぐり、質疑応答が30分以上も中断し、経営陣が怒号で問い詰められる場面もあった。

 浜田氏は「オープンで無制限でやるっていうのが非常に難しいなと感じました」と振り返り「私は記者会見は事実を明らかにしていく場であって、糾弾の場ではないと思います」と言い切った。

 だからこそ「より記者の質問能力も問われる」とも語り「その場で不規則発言で他社の記者が質問しずらい状況になっていたり、被害者の方のセンシティブなところが、やっぱり難しい質問だと思うんですけど、そこにどこまできちんと向き合って質問するのかってのも今回難しい」とした。

 そして「制限するってなった時にどこのメディアまで入れるのか、というのも今後の記者会見を考える時にある程度の規模ではなくてフリーランスもいれるべきだと思いますし、ただ、ユーチューバーも入れ出すと、本当に報道ということに関わっているのか非常に難しくなると思います」と私見を述べた。

 2度目の会見では途中でユーチューバーがTikTokで生配信を行い、強制退出させられるハプニングも発生している。

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