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銀座「伊東屋」拡散された20年前のハラスメント事案を説明「実際に発生していた事実と当該社員処罰確認」

スポニチアネックス / 2025年1月29日 21時9分

「伊東屋」のX(@Ginza_Itoya)から

 東京都中央区銀座に本店を構える文房具・画材用品の専門店「伊東屋」が29日、公式サイトで「ハラスメント事案に関するご報告と当社の取り組みについて」報告した。

 伊東屋は「このたび、約20年前に当社で発生したハラスメント事案に関する投稿がX(旧Twitter)上で拡散され、多くの皆さまが弊社に対して不信感を抱かれたことと存じます」とネット上で拡散されている20年前に発生したハラスメント事案について「当該の事案について、実際に発生していた事実と当時の社内規定に基づき当該社員に対して処罰を行っていたことを確認いたしました」と報告した。

 当該社員に対して処罰を行っていたものの「たとえ加害者が処罰されたとしても、被害に遭われた方の心に刻まれた深い傷が容易に癒えるものではないことを、私たちは重く受け止めています」とした。

 また「被害に遭われた方が周囲の社員から不当な扱いを受けたという内容については、それが事実であれば到底許されるものではありません」とし「当社の大切な価値観のひとつとして、『自分を持ち、人との調和を大切にする』という理念があります。セクシャルハラスメントやパワーハラスメント、その他のハラスメント行為は決して許されるものではなく、私たちの価値観に反するものです。また目撃者や周囲の人がそれを傍観することはもちろん、被害者を更に追い詰めることなどあってはならない、と私たちは強く感じています」と記した。

 今回の件により「当社に対する信頼が大きく揺らいだことを真摯に受け止めています」とし「この信頼を回復するためには、伊東屋で働く全ての人が『人を大切にする』という価値観をしっかりと自分のものとし、それに基づく行動を徹底していくことが必要です。そこへ向けた真剣な努力を続けていくことが、当社の責務であると考えています」と信頼回復に向けて改善していくとした。

 そして「今後、当社ではハラスメント防止のための取り組みをさらに強化してまいります。ハラスメント防止規定や仕組みを社員に浸透させ、研修や相談体制の充実を通じて、社員が安心して働ける環境を整え、再発防止を徹底してまいります」とし「被害を二度と起こさないため、そして当社に関わるすべての方々からの信頼を取り戻すために、社員一人ひとりが『人を大切にする』行動を心がけ、改善を続ける所存です」としている。

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