J1新潟・岡本 最終ラインけん引期すスピードスター「この1年に懸けている」
スポニチアネックス / 2025年1月30日 4時33分
昨季までのプロ生活6年で、期限付き移籍期間は計約4年。守備の要のセンターバックとして実戦経験を積み、DF岡本将成(24)は「この一年に懸けている」とプロ7年目の今季を勝負の年に位置づける。
武器は何といっても群を抜くスピード。昨季J1のトップスピードランキング1位は、鹿島から今季湘南に移籍したMF藤井と、G大阪のFW山下が記録した時速35・4キロ。岡本は昨季、それを上回る「36キロ」をマークし、1メートル84の高さを含めて身体能力はJ1でも十分通用する。
対人には自信があった。加えて相手の布陣に応じた状況判断、ボールの奪いどころなど「頭を使う部分、柔軟性を鍛えてきた」と“剛”だけではなく“柔”もJ2、J3で試合を重ねて身に付けた。モチベーションになったのが同期入団選手たちの存在。同学年のMF本間(浦和)、MF秋山、GK藤田がJ1や海外、年代別日本代表でプレーする姿を見て「悔しかった。絶対に負けられないという気持ちになった」と刺激に変えてきた。
特に21年以来、4年ぶりに一緒にプレーする秋山には「指示したり、チーム全体を動かしたりする部分は前とは全然違う」と成長を感じ、自らも最終ラインをけん引していこうと意気込む。初挑戦のJ1に「楽しみと緊張、多少の不安もある」と心境を語りつつ「成長した姿をサポーターの皆さんにピッチで証明できるようにしたい」と鉄壁の守備を誓った。
◇岡本 将成(おかもと・しょうせい)2000年(平12)4月7日生まれ、富山県出身の24歳。新潟U―15、同U―18を経て19年にトップ昇格。21年8月からJ2水戸、22年からJ3鹿児島に期限付き移籍。J2通算43試合、J3通算81試合に出場。1メートル84、82キロ。利き足は右。背番号は4。
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